政治の急所 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609284

作品紹介・あらすじ

小泉元首相の秘書官として活躍し、第二次安倍政権の内閣官房参与として首相官邸に復帰した飯島勲氏は、いまや政治の要諦を誰よりも知る人物といえるでしょう。『政治の技術(仮)』では、小泉、安倍両政権を例にとり、外交、人事、原発問題等、政治のあり方を論じるとともに、「週刊文春」で好評連載中の「激辛インテリジェンス」も収録します。

感想・レビュー・書評

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  • 政治評論家やマスコミが決して明らかにしない政治の要(かなめ)、言い換えれば政治の「急所」を激白するのは、2001年に発足した小泉内閣で主席首相秘書官を務め、2012年からの安倍内閣で「内閣官房参与」という要職を担う飯島氏。叩き上げの議員秘書という事で前項の鈴木氏とは馬が合うようだが、その強面(コワモテ)な見た目とは真逆で「ももクロ」の大ファンというのが笑える。内閣の造り方から官庁のエリートが打ち出す経済政策、拉致問題から北方領土、さらには永田町のウラ話など、政治の舞台裏をギリギリセーフの範囲で一般市民に教えてくれる一冊。

  • どこまで本当のことなのか疑問だけど、
    少なくともあの安倍首相が内閣参与として採用したのだから有能なんだろうな。
    でもなあ、こんな本出す(しかもこれ何かの月刊雑誌の連載かなんか)のもなあ。
    読み物としては中々興味深くて面白かった。

  • レビュー省略

  • シベリア鉄道をサハリン経由で北海道のJRまで繋ぐ
    すごい構想ですね。
    僕の生きてるうちに実現して欲しいです。
    ロシアと北方領土について返還ではなく帰属の確認というのが現実味があります。
    勿論最終的には4島返還があるのですが現実として経済振興に力を入れるのは必要なことやと思います。

    役所で一番大切にしなあかんのが
    庶務の番頭さん
    守衛さん
    運転手さん
    というのは僕が駆け出しの頃から通説として言われてますね。
    僕は運転手さんに気に入ってもらえて人脈が格段に広がりました。
    他所の課長さんにも可愛がってもらえましたし。

    一番しっくりくる政治関係の著者ですd(^_^o)

  • 口語体が読みやすい。結局コイツがどんな仕事をしたのか見えてこんかった。

  • 週刊誌に連載の記事を使用しているせいか非常に軽快な語り口調で読みやすい。特に政治に於いて、カレンダーを読み解いて国会日程の組み立て方が重要になるということが非常に印象的だった。

  • 【これが飯島流インテリジェンスの奥義だ】首相秘書官、内閣官房参与としての経験を元に、外交、人事など政治を論じる。「週刊文春」連載「激辛インテリジェンス」も収録。

  • 北朝鮮との会議が手に取るようだ。
    通訳が、日本語を訳す前に、メモをとる、
    北朝鮮高官。普通は、日本語がわからない
    ふりをするのに、危機管理がずさんな
    ところが、クローズアップされた瞬間である。

    政治家どうしの貸し借り。
    あも、プレスリーの記念館ではしゃぐ、小泉さんの
    姿だけ、写っていたが、実は歴代の、大統領が
    寄れなかった、キング牧師の暗殺された場所に
    寄っていたのだ。

    その他、ドイツ首相、ミッテラン大統領との
    絡みが面白い。

  • 政治は詳しくないので、小泉政権時代にお名前は聞くものの、なんとなく得体の知れない怖い人という勝手なイメージ持っていたのですが、最近TVでおみかけした時のざっくばらん且つとても分かりやすい語り口に良い意味で裏切られ、とても興味をそそられました。TVで観た印象そのまま、豪快なおっさんだなあと思います。「得体の知れない」はある意味当たってたなあ。次に何をするのか(しでかすのか)、政治の裏側を暗躍する怪物という印象(良い意味で)。その信念に正直に生きているようなプロフェッショナルぶりがかっこいいです。
    そんなキレもののこの方でも、政局を完全に読み切るのはどうも難しいらしい。それだけここ数年の日本の政治は不安定だったってことなのかな。

  • この本は面白いね。
    安倍さんが一番うまかったのは党内の実力者を全員ないかくに取り込んだこと。
    安倍、菅のコンビは最強で最高。菅さんが出しゃばらないのがいい。
    外国人と会談するときは言葉がわかってしまうことがばれないように通訳が入る前にはメモしたりうなずいたりしない。
    安倍さんはオバマよりもプーチンと仲良くやっている。
    貸し借りというか相手の急所を見計らって動くのが外交の醍醐味。
    運転手さんを大切にしないとダメ、宮澤首相もキューピーって呼ばれていた。裏に表に通じているのが運転手。

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著者プロフィール

1941年茨城県つくば市生まれ。中央大学文学部卒業後、(株)マルマンを経てアコーダー・ビジネス・フォーム(株)に入社。持ち前の「押しと粘り」で7年間連続営業成績トップを獲得、サラリーマンの平均年収が63万円の時代にボーナス込みで1000万円の年収を得る。75年同社を退職後、茨城県つくば市に東日本印刷を起業。最盛期には年商約10億円を達成。現在は、趣味を楽しむ日々を送り、悠々自適のゴールデンタイムを満喫中。

「2021年 『70歳からを輝かせる生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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