新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫) (文春文庫 し 1-71)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105716

感想・レビュー・書評

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  • なかなか読み進まない。(2003.6.2HPの日記より)
    ※2003.5.25読書のすすめから到着
     2003.6.2読書中
     2003.6.7読了
     売却済み

  • 世の中はすごい速さで動き始めた。
    この上に今の現代はある。
    不思議な気持ちになる。

  • p.49
    新しい時代が来るためには死に役が必要です。私はことし三十七になる。すこし長く生きすぎています。

    僕は既に37。今年、38歳になります。
    のらりくらりと生きてきました。
    これからの時代、どのようにしましょうかね。

  • 池田屋の変と蛤御門の戦いで大勢の志士が命を落とした五巻。

    長州に対しても幕府に対しても思うことが、人の命を奪う事で解決する問題なんてあるんだろうか?敵を殺しても、その遺族や仲間には怨嗟が残り、またそれが次の戦いへと繋がっていく。今回は志士側が負けたが、その後の戊辰戦争では幕軍が敗退し、会津若松では今でもその禍根が残っている。
    戦争は未来を担う優秀な人財を失うだけでなく、恨みをこの世に残すという点でも許されないことなのだろうなと思った。

  • 勝と竜馬と西郷の関係が奇妙でかつ不思議でかっこいい
    段々とおもしろくなってきた

  • 師弟関係として、勝と竜馬は素敵だ。

    幕吏の勝は、日本を想い、立場上難しい事を竜馬に託している。それが海戦技術であったり、船の知識であったり、人脈である。
    これと決めた男に託す関係であり、西郷・竜馬になら幕府は倒されても良いと思っている。
    こんな関係をいつか誰かと結べたら良いなと思う。

  • 司馬遼太郎の長編時代小説の5巻目

    幕末の暗いところが印象的であった.
    特に池田屋事件・蛤御門の変がこの巻で触れられるが、幕末志士の想いを果たせずして命を落とす姿がとても悲痛であった.

    長州藩はこれを機に佐幕論が中心となり、薩摩藩は西郷隆盛が幕府のフィクサーとなり激動という言葉に拍車がかかったように思えた.

    竜馬自体も神戸海軍操練所を解体することとなり、株式会社を作る転機となった.各々の幕末志士が世を変えるためにあれやこれや画策する姿、大志を抱いて行動に移す姿に自分もそうできるか?できているかを思わず自問したくなった.おそらく文字通り命懸けで事をなすことはまずないと思うがそれくらいの鬼気迫る思いで行動的になるのはかっこいいし、きっと実現できると思う.見習いたいものである.

  • 京都で二つの雄藩が対立を深め、ついに禁門の変が勃発。長州や薩摩に視点うつし物語がすすみ、竜馬の活躍は少なく、気づけば海軍塾は解散の憂き目に。師と作り上げた日本初の私設海軍は道半ばで夢破れた。しかし、西郷との出会いでまた明暗を思いついた竜馬。株式会社設立を目指して薩摩と手を組むことに。薩摩の中心、西郷は軍の指揮に、外交に、東奔西走中。

  • 勢いがある

  • とうとうよく知る司馬遼節全開と相成りました。
    つまり主人公を中心にストーリーが回ることはないということで。やっぱり小説ではないんですよね、このお方の本は。
    独自路線ではあります、それがこの作家の最大の魅力でしょう。
    竜馬って実在の人物なの?っていう感じがする、繰り返しですが主人公がだんだん傍流になっていくんですから。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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