新装版 翔ぶが如く (2) (文春文庫) (文春文庫 し 1-95)

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  • / ISBN・EAN: 9784167105952

感想・レビュー・書評

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  • 征韓論前夜の一部始終の歴史物語。西郷隆盛がモンモンモンモン…悶々悶々悶々悶々…ひとりで…。


     魚釣りに出かけてる。

    ______
    p20  尺度は人の業
     人間の相克は、利害にもよる。しかし尺寸にもよる。人間の不幸は、人によって尺度の大小異なっていることである。

    p22  西郷の尺度
     西郷は征韓論という言葉を使ったことはない。遣韓論という言葉を常用した。あくまで西郷は使節として話し合いに行く。ただ、和解は無理な協議だから、自分の死を以て日本の、ひいてはアジアのために列強に対抗するアジアの連携を達成しようと考えていた。

    p24  西郷は好戦的か嫌戦的か
     「誰が戦を好むものか」⇔「道義をまもるためにはたとえ一国が亡びようとも戦え。一国の政府たる者は戦の一字を怖れるべからず。」
     西郷の中には矛盾した思想がある。戊辰の頃には、江戸を灰燼に帰し将軍の首を撥ねて新時代の礎にする。ということを言いながら、無血開城を実現し慶喜を水戸に逃し、奥州越列藩に慈悲を与え、戦後には榎本武明ら佐幕派の者に恩赦を与えた。
     そういう、矛盾した正義をもつ熱い男だった。

    p32  己を愛するなかれ
     西郷の自己教育の精神。己への愛を忘れれば、自己を客観視できるようになるということらしい。
     甘えのない男だったのだろう。彼は子供のころに皆が嫌う算盤をあえて学んで、若いうちから藩の書記の仕事に就いて家計を助けていた。子供のころから自己犠牲の精神が強かった。そこから生まれた信条だったのだろう。

    p40 山県の考えたこと
     山県が海外留学で学んだことは、王政の斜陽と国家議会の伸長という時代の潮流である。日本では天皇という王を掲げて新政府を作ろうとしている。世界とのギャップに恐怖したことであろう。

    p44  天皇の重厚さ
     日本史における明治二十年代以降からの天皇の扱いが重厚なものになったのは山県の仕業。
     山県がロシア皇帝ニコライ二世の戴冠式を見に行って、皇帝の扱い方を学んだ。従来の天皇は人目についてはいけないものであった。それは結局天皇はあってないような存在になっており、欧州のような絢爛豪華な威信はない。ロシアのように専制権はもたない「君臨すれども統治せず」の皇帝だが、豪華さを取り入れた、象徴にふさわしい威信を天皇に付加した。

    p47 軍人勅諭は山県が作った
     司馬氏の忌み嫌う「統帥権」これの根拠となる記述がこの軍人勅諭にある。
     -「軍は天皇の威光によって召集された栄光ある集団である。」であるからして、軍人たる者、天皇の直属の臣下として崇高なる人格を持つよう努めなければならない。ー
     というような軍人の道徳書として作られたのだが、昭和の軍人によって曲解された。軍を指揮するのは天皇の権利であり、軍は内閣や国会をすっ飛ばして天皇に直接奏上し、戦争をおっぱじめられる。というように扱われ、大失敗したのだ。
     山県が悪いわけではない。が、根源はココである。

    p52  狐疑深き…
     西郷隆盛は弟:従道に対して「狐疑深き」者として記述している。従道は兄である隆盛は明治新政府を倒し第二の維新を考えているのではないかと疑っていた。ともに留学した山形有朋の影響で国権主義に傾いた。そこからすると隆盛は共和主義のようにも見え、疑わずにはいられなかった。
     ただ、隆盛を疑ったのは従道だけでなく、薩摩藩でも多くいた。というか、根本から信用しないのだ。隆盛は藩主:島津久光を裏切る形で維新を起こした。久光の周囲の人物からは決して信頼されない人物であった。
     こういう周りの見方もあって、従道は身内ながら独特の見方を持っている。征韓論についても外遊を経験した身で、西欧列強の考え方は分かっているから反対の意見を持っている。

    p70 薩摩は700年
     薩摩藩は鎌倉時代以来700年続いた、徳川家よりも歴史のある家柄である。それだけに藩士の結びつきも強い。それを廃藩置県したのである。

    p93  西郷の情報不備
     征韓論争中の西郷は岩倉具視ら参議の集合を待って自宅にこもっていた。そのとき、桐野利秋ら西郷の側近らは自宅警備として交代で西郷宅に詰めていた。そのせいで西郷は人に触れる機会がほとんどなかった。桐野らが「西郷どんの静謐を守るんじゃ」と来客をけんもほろろに追い返してしまうのである。
     そういうこともあってか、この頃の西郷は情報に偏りや不備を持つという風がある。

    p177 江戸開城
     江戸無血開城の功労者は、慶喜の側近の勝海舟である。当時の諸外国の考えとしては、社会混乱による日本市場の縮小は避けたく、新政府と幕府の江戸での内乱はやめてほしかった。勝海舟は外国公使の思惑を読み、あえて「われわれ旧幕軍が江戸で暴れれば火の海になるであろう。もし官軍が慶喜を許すというのなら江戸を開城するつもりなのだが…」と英国大使パークスにふっかけ、官軍に圧力を加えさせた。
     と、アーネスト=サトウの回想録にある。このサトウはすごいようだ。調べよう。

    p239  なぜ泣くのか
     「千絵」という章。維新で徳川の幕臣だったものは駿府へ引き上げるか、新政府の朝臣になるか、農商になるか選択を許された。芦名靭負という旗本は朝臣になろうとするが、維新の動乱で命を落とす。その子供、新太郎は彰義隊に加わり命を落とし、妹の千絵だけが生き残った。動乱で兄とはぐれ何年も兄の消息を知らなかった千絵が兄の死を知った時の一節
     -なぜ泣くのか。兄のために悲しんでいるのではなく、自分のために-
    時に涙は蜜のようで、不幸という蜜をなめて甘美に悲しんでいるのではないか

    p246  拡大資本主義ではなく
     明治初期のころ日本が外国に輸出できる産業はなかった。資本主義のための領土拡大論などというものは成立しようもない。ただ、アジアの連携による欧米列強からの防衛圏を作るのが論点である。征韓論を資本主義と絡めて考えるのはいけない。
     欧米のアジア進出も、産業革命であふれた商品のはけ口となる新たな市場をもとめて、暴力的に行われたのである。日本は違うからね。

    p254  薩摩字書
     旧薩摩藩士:高橋新吉は日本で最初に印刷された英和辞典を作った男である。

    p347  大衆は…
     大衆は明晰よりも温情を愛し、拒否よりも陽気な放漫な大きさを好み、正論よりも悲壮に憧れる。
     やがて、明晰と拒否と正論を悪とみなすようになる厄介さである。
     大久保利通はこの三つを持つ男であり、大衆に好かれなかった。そういう朴訥な男であった。その対極に西郷隆盛がいる。

    p358 山県有朋のお食事券
     山県は明治早々、明治最大の汚職事件を起こした。
     長州出身の貿易商:山城屋和助は山県の口利き(賄賂で)で兵部省の御用商人になった。そして和助は官金に手を付け生糸相場に手を出して大損をこいた。そして高跳び。山県は和助とのつながりを洗われて責任をとらなければならなくなった。
     これを機に新政府の薩長の関係にひびが入り、新体制に暗雲が立ち込めた。西郷は薩長体制を守るべく、山県を救った。紛糾する薩摩藩士を抑え、薩長体制の崩壊を防いだ。
     実際、山形有朋ほどの実務家が他におらず、彼ほどの人材を失っては出来立ての陸軍省は立ち行かなくなる。事実、一時機能停止した。その面でも西郷から見込まれており仕方なく山県は許されたのである。それゆえ、山県は西郷に頭が上がらなかったのである。

    ______

     学校の授業では征韓論も明治維新の速い流れの中でさらっと流されていってしまう。
     征韓論っていうのは当時の列強の帝国主義とか、アジアの被植民地側の危機感とか、深いテーマなんだよな。

     この巻では征韓論の議論のテーブルに着くまでのダラダラ、グダグダ、イライラする裏工作の様が、幾度も幾度もわき道にそれて、だらだら、ぐだぐだと書き連ねてある。
     司馬先生の書き方がすごくダラダラしていて、西郷が征韓論に関して待たされている感じがよく出ている。


     それにしてもスゴイ内容の濃さ。登場人物全ての解説をしようとしているとしか思えない。

     それでいい。

     それがいい。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 大久保利通、伊藤博文、山県有朋、岩倉具視…。
    そしてもちろん西郷隆盛。
    役者は揃いつつある。

    明治元年から明治10年にかけての日本に何が起きたのか?
    ほとんど注目されることない地味な時代たが滅茶苦茶に面白い。

    この小説が書けるのは司馬遼太郎だけだな。

  • 主に征韓論が中心に話は進む。この時日本は生まれたばかりで確かな形を取っておらず、今事を起こす場合ではないのだが、西郷どんの言うことを誰も覆せない。登場人物はそれぞれの立場から動こうとしないのだが、なんとしてでも征韓論をつぶそうとする。ホントに登場人物が濃いですねぇ。

  • 征韓論とそれに関わる人達の背景や思いが事細かに描かれていた。征韓論を主張している政治家は西郷隆盛、板垣退助、江藤新平。対して、大久保利通、木戸孝允、岩倉具視、伊藤博文、山県有朋などが迎え撃つという図式。そして、間に挟まれて思い悩む気の弱い公家である三条実美は太政大臣であり現在の首相と言える立場であるから、今後の展開のキーパーソンとなることは間違いない。反征韓論も一枚岩ではなく、西郷とともに維新三傑と言われる大久保利通は孤高、木戸孝允は陰鬱な感じで距離を置いているし、岩倉具視は陰でコソコソ動いているよう。伊藤博文は長州藩時代の先輩:木戸よりも大久保に接近しているし、山県は汚職を西郷に揉み消して貰ったという恩義かあり、その山県の下にいる西郷従道は西郷隆盛の実弟と、それぞれスッキリとはいかない。また、旧薩摩藩国主の島津久光も反政府という立場から独自の動きを見せている。
    このような入り乱れた抗争や人物関係が更なるドラマを呼ぶ。
    主要人物ではないが、評論新聞を創刊した海老原穆も何かやってくれそうだし、謎の元武家屋敷の娘:千絵もどう絡んで来るかが楽しみである。
    征韓論に決着がつく次巻も楽しみだ。

  • 昨年、司馬遼太郎の「坂の上の雲 全8巻」を読みました。

    坂の上の雲の中ですごく気になったのは、司馬遼太郎が描く薩摩藩型のリーダーシップ。
    ネット上での解説を少し転載します。


    明治時代も終わりに近づいた頃、ある座談会で、明治の人物論が出た。
    ある人が「人間が大きいという点では大山巌が最大だろう」と言ったところ
    「いや、同じ薩摩人だが西郷従道の方が5倍は大きかった」と反論する人があり
    誰もその意見には反対しなかったという。

    ところが、その座で、西郷隆盛を実際に知っている人がいて
    「その従道も、兄の隆盛に較べると月の前の星だった」と言ったので、
    その場の人々は西郷隆盛という人物の巨大さを想像するのに、気が遠くなる思いがしたという。




    西郷従道(つぐみち)は「ウドサァ」である。薩摩藩(鹿児島)の典型的なリーダーの呼ばれ方である。
    本来の語意は「大きい人」とでもいうようなものだ。
    従って、西郷隆盛などは、肉体的にも雄大で、精神的にも巨人であるという点で、
    まさに「ウドサァ」を体現した男であると言えよう。

    薩摩藩型リーダー「ウドサァ」の手法は二つある。まずは最も有能な部下を見つけ
    その者に一切の業務を任せてしまう。
    次に、自分自身が賢者であろうと、それを隠して愚者のおおらかさを演出する。阿呆になりきるのだ。
    そして、業務を任せた有能な部下を信頼し、自分は部下が仕事をしやすいように場を平らげるだけで、後は黙っている。
    万が一部下が失敗するときはさっさと腹を切る覚悟を決める。これがウドサァである。



    日本人はこのリーダーシップのスタイルに対してあまり違和感を持っていないと思う。

    日本の組織のトップはリーダーというよりは殿様なのだ。殿様は知識やスキルではなく人徳で勝負。
    細かいところまで口を出す殿様は
    家老に 「殿!ご乱心を!」とたしなめられてしまう。

    でも、このリーダーシップのスタイルは世界のスタンダードではないと思う。
    世界の卓越したリーダー達で「ウドサァ」みたいなスタイルだった人を私は知らない。
    スキピオ、ジュリアスシーザー、アレキサンダー大王
    ナポレオン、リンカーン ・・・ ビルゲイツもジョブズも孫正義も
    部下に仕事を任せはするが、後は黙っているなんて事は絶対にない。

    古代中国の劉邦と劉備は「ウドサァ」かもしれない。(だから日本で人気がある?)

    私も大きな組織で働いているが
    トップに非常に細かいことまで指示される事を想像すると辟易してしまう。
    そのくせ、「トップの方針が明確でない」みたいなことを言ってみたりもする。 どないやねん!


    1年以上かけて、ようやく全10巻を読破しました。

    いや〜〜長かった。
    面白かったけど、やっぱり長いよ司馬さん。

    「翔ぶが如く」本線のストーリーは、征韓論から西南戦争に至るまでの話なんですが、水滸伝のように、周辺の人物の描写や逸話に入りこんでしまって、本線のストーリーが遅々として進まない。。

    新聞小説の連載だからなのかもしれないが、ふだんノンフィクションの実用書ばかり読んでる身としては、かなりじれったかった。

    本線のストーリーだけ書けば、半分ぐらいの頁数で済むのでは?
    と思ってしまいました。

    [読んで思ったこと1]
    本書を読み「薩摩藩型のリーダーシップ」について理解するという当初の目的は果たせませんでした。
    著者にとっても、西郷隆盛という人物は、スケールが大き過ぎて掴みどころのない存在のようでした。特に征韓論以降の西郷隆盛は、現在の我々からは訳がなかなか理解し辛い事が多いです。

    しかし、リーダーシップとは何かという事について、いろいろと考える事ができました。昨年一年間かけて考えた、私なりのリーダーシップ論は、後日別のエントリで纏めようと思います。

    [読んで思ったこと2]
    西南戦争は、西郷隆盛を担いだ薩摩藩の壮士と、山縣有朋が徴兵して編制した政府軍との戦いでした。

    当時の薩摩藩は古代のスパルタのような軍事教育国家であったため、壮士達は世界最強の兵士とも言える存在でした。
    しかし兵站という考え方がほぼ皆無に近かった。

    一方で政府軍の鎮台兵は百姓出身者が大半であり、本当に弱く、戦闘となるとすぐに壊乱してしまう有様でした。
    しかし、山縣有朋の綿密な軍政準備により、予備兵・食糧・弾薬などの後方支援が途切れる事は無かった。

    両者が激突するとどうなるのか。
    短期的には薩摩藩が圧倒的に有利なのですが、戦いが長期的になつてくるとジワリジワリと政府軍が有利になってくる・・・

    古代ローマ帝国とカルタゴのハンニバルの戦いを見るようでした。

    いや、普段の仕事についても同じ事かなと思いまして。

    仕事でも、短期的に物事をガーと進められる人に注目が集まりますけど、さまざまな兵站をキッチリ意識して、長期的に組織的に物事を動かせる人の方が最終的な結果に結びつくのかなと。

    この間、絶好調のアップルの決算発表がありましたが、今のアップルの収益性を支えるサプライチェーンとロジスティクスの仕組みを確立したのは、現アップルCEOのティム・クック氏だとの事。

  • 明治維新直後の不安定な時代を描いている。
    征韓論から西南戦争にいたる5年間が舞台。
    西郷隆盛を始め多数の人物のエピソードと緻密な時代考証にその時代を知る思い。

  • 司馬作品ははずれがないけど、山県のクソ野郎ぶりと木戸の評価の低さには・・・(笑)

  • 征韓論に端を発した明治政府政策闘争録。
    著名人が多く出てくるが掴み所のない西郷という巨人を抜きにすると話がスカスカになる。

  • 内諾を取り付けた征韓論への巻き返しに動く伊藤博文らの動き
    三条ら公家の節操のなさ
    死地を求める覚悟の西郷

    27 三条、側室はねつける
    32 西郷、算盤できた
    39 山県の収賄事件

    44 山県、天皇の権威的装飾に熱中
    49 96人の将官・佐官の首を切り日本海軍近代化、山本権兵衛
    150 伊藤の四賢堂、木戸、大久保、岩倉、三条

    162 三条=長州系、岩倉=薩摩系
    169 忌服
    188 ポルトガル人に化ける、伊藤・井上

    207 税金増えるか同じ+徴兵制
    211 新政府出仕は1000分の1くらい、旧幕臣
    223 十津川村と宮廷、壬申の乱から幕末まで

    236 心が鬱すれば桐野に会いに行け
    251  大久保、北海の氷山、取り付くしまなし
    252 大久保、知事(藩主)の世襲を説く

    254 薩摩辞書、個人で作った日本初、印刷英和辞典
    264 木戸、難しい性格
    276 伊藤と井上、仲良かった

    291 従道、兄は人形。実計は僕と大山
    294 死ぬべきときに死ぬ、敵にいたわり、やさしさ、でも倒す
    304 久光、上京させるのに苦心惨憺。第三次勅旨、勝が成功

    318 治外法権、外国人の政府批判新聞がうける。政府役人にして人気衰え。日新真事誌、ジョンRブラック

    331 手紙で意見、相手が隣家にいても。
    340 公家は節操なし
    358 山県の汚職、西郷が救う

    368 勝への信頼・尊敬あつい、除く長州系

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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