- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167111205
感想・レビュー・書評
-
読了 20220224
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蔵書が大量になってしまい、ついに故郷に
寄贈で図書館を作ってしまった。
新刊でもない限り、発売日を過ぎてしまうと
手に入らなくなってしまうかもしれない本。
しかもそれが昔のものだったら、更に手に入れにくい。
とはいえ、手持ちがなければ悩むのは確かです。
そこを買ってしまう一択にしてしまうのが
うらやましいような…。
届けなければいけない本を、先に読んでしまう暴挙。
この時代でなければ、怒られる、だけでは
済まされない話です。
しかし13万冊は…なかなかにすごい数字です。 -
十三万冊の本をいかに集め、どう読み、なぜ大図書館をつくるに至ったか? 井上ひさしさんと本が繰り広げる波瀾万丈の運命の物語(アマゾン紹介文)。
著者が『紙の本について』を語る一冊。
自身との関りや、経由する本屋古本屋図書館、子どもと本など、とても広範囲をカバーしている。「読書感想文を廃止し、概要をまとめましょう」といった提案など、強くなるほどと思わせる。
…んだけど、自分には、語られている著者の過去の所業がとてもひどく感じ、それ以降はどんよりとしてしまった。 -
月の本代50万円、本の重みで家を潰し、ついには蔵書13万冊を故郷に寄贈し図書館を建てた著者が語る、本へのラブレター。
「ツンドクにも効用がある」「栞は一本とは限らない」などの井上流本の読み方10箇条はこんな楽しみ方があったんだ!と目から鱗。
「本を読むことは精神分析と似ている」「無秩序な世の中を整理してくれるもの」「言語は人間に与えられた最上で最良の贈り物」の名言の数々に、なぜ人は本を読むのか?という問いに明快な答えを示してくれる。 読書家もあまり読まない人もすぐ読める量なのでおススメ。
本、読みましょう。 -
本をこよなく愛する作者の人柄が偲ばれる好エッセイ。
図書館とのバトルは笑った。
悩みや苦しみを一つの物語として捕まえる、
本と精神分析の対比や
言葉、書物で現実世界に“切れ目”を入れる話など
深い洞察も多数。 -
* 読了日20111024
* 再読了日20191109
* 入手日20111023 -
本を生業としている人の読み方でなかなか真似はできない。
ただ、赤鉛筆の代わりに写メを撮ったり、ツイッターに投稿したりしている。
本で床が抜けた話しはPDF化やKindleで対応できる。
この点については情緒的な反論があるが、気持ちはわかる。