鬼平犯科帳 (4) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142049

感想・レビュー・書評

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  • 幸四郎主演の映画「血闘」の完成試写会に行ってきましたので、1991年第27刷を久々に再読。
    やはり良いものは良い。
    映画はいくつかの作品を組み合わせた脚本でしたが、兇賊が掲載されてる5巻が見当たらず、明日にでもブックオフで買ってしまう予感。
    2024-022

  • 2020.7.23 読了


    今回も 面白かった!

    密偵おまさの話や、あばたの新助、敵の話
    印象的でした。

    テンポがいいのかな、筆力がいいのかな。
    やっぱり好きです!
    鬼平!!


  • 司馬遼太郎のようなビジネスの参考にはならないが、気軽に読めるので気分転換に良い。

  • ついに、おまささんと五郎蔵さんが登場!!

    おまささんのおいたちや、初登場の話はいつ見ても読んでも悲しい。
    だからこそ、密偵となる決意の強さや、長谷川様への尊敬の念を感じます。

    その他の話では。いつの時代も男女の関係は、深みにはまると最悪の結果しか生まないものなんだなあと。。。
    しみじみと気をつけようと思う話でした。

  • 密偵の活躍が最高

  • 鬼平はかっこよいです。
    こんな殿方どこかにいらっしゃらないかしら

    池波先生の食べ物の描写は読む度にお腹空きます。
    一本饂飩をいつか食べたい。

  • 巻末の佐藤隆介氏の解説が、鬼平シリーズを語るに腑に落ちるところがあったので、ここに引用させて頂く。「結局、池波正太郎が[鬼平犯科帳]によって私たちに突きつけて見せるものは、いつの時代にも変わることのない、人間の裸の姿なのだ。そこでは人間の本性が徹底したリアリズムの手法でえぐり出され、私たちは、(正義か、然らずんば悪か・・・)式の小児的倫理がいかにナンセンスであるかを否応なしに思い知らされる。白か、そうでなければ黒、ときめてかかれるほど人間は単純な生きものではなく、白と黒の中間ーそこにはありとあらゆるバリエーションがあるーにこそ人間生活というものがある、と私たちは改めて考えられるだ。」

  • 舟形の宗平と五郎蔵が仲間に加わった!

  • おなじみの密偵がたくさん活躍する。おまさ初登場(血闘)五郎蔵初登場(敵)など。
    ドラマでも有名な話だが、ドラマとは少し違っている。(ドラマの方[が]違っているのだけれど。)
    小説の方が淡々としているように思う。

  • おもしろい。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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