鬼平犯科帳 (6) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167142124

感想・レビュー・書評

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  • 大川の隠居とのっそり医者が好き。

    大川の隠居の結末といったら、本当に爽快!
    おちゃめな平蔵さんですね。

    のっそり医者。江戸って、結構、血のつながりがなくても、本当の親子になったりできるんだなぁ。
    しっかり者のおよしちゃん、幸せになってほしい。

  • 大好きな「狐火」が収録
    TVシリーズでは何度も見直してるお話です。
    最後のおまささんが切なくて切なくて。
    これが本当の意味での「男運のなさ」なんでしょうね。
    鬼平の「俺を振って〜」の台詞には、なんともかわいいと言うか、男らしいというか。
    だからみんな慕うんだろうなあ。

    その後の「大川の隠居」も大好き!!
    粋なおじいちゃんに対して、鬼平も粋に仕返す。
    この仕返し方が粋すぎて、会社で読んでたにも関わらずにやにやしてしまいました。

    6巻は素晴らしい。

  • 剣客、狐火、大川の隠居の順だろうか。「剣客」の立ち合いは、本当に素晴らしく、剣の動きを理解してるからこそ描ける一章。「大川の隠居」は笑える。中村吉右衛門のドラマは良く描かれていた。「狐火」はちょっと哀しい。

  • まず、安心のクオリティ。京都は油小路花屋町の仏具屋というのがシビれる。

  • 面白いです。
    通勤で読むのにちょうどよい長さです。

  • すっかりハマってしまい、毎日読み続けいます。こうなるとTVのシリーズ物も見てみたいなぁと。日本に帰国する機会があったら探してみようかな。

  • どの話も秀逸。
    礼金二百両での佐嶋との会話もいいし、猫じゃらしの女での伊三次の優しさもいいし、大川の隠居で友五郎の前で煙草を吸うところもいい。

  • おもしろい。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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