御宿かわせみ (30) 鬼女の花摘み (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168957

感想・レビュー・書評

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  • 御宿かわせみシリーズ7編。表題作では子を愛さない母親、「吉松殺し」では無軌道な子供が出てくる。江戸時代も現代と一緒と読むより、平岩さんは現代の事件を江戸時代に移し替えてるようだ。滑稽編の「初春夢づくし」や三家の子供が絡む人情物「招き猫」も面白かった。シリーズでは良いレベル。

  • 時間もかからず、それなりにサラリと読了。いやーでも東吾が「若先生」と呼ばれなくなるってことは、相当年取ったってことかしらん。まあそりゃそうだわな。源太郎とか麻太郎とかがすっかり少年らしく成長しているわけだし。しかしるいはもう、跡継ぎは生まないのかなあ。ひとごとだけど千春だけじゃちょっと寂しいのではないかと。

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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