エンガッツィオ司令塔 (文春文庫 つ 1-11)

著者 :
  • 文藝春秋
3.46
  • (11)
  • (20)
  • (42)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 280
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167181123

作品紹介・あらすじ

恋人に指輪を買うために新薬人体実験の掛け持ちをした「おれ」。幻聴、妄想、電波、異常性欲と副作用はエスカレート。ついには大食、変態の化物となって恋人の家に乗り込んだ。さあ修羅場の始まりだ-。表題作をはじめ、エログロ、スカトロから抱腹絶倒のパロディまで全十篇。断筆解除後初の超過激傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これでもかこれでもかと想像力の礫を投げつけてくる、異色の法螺話集( ´ ▽ ` )ノ。
    エログロ満載の前半はストンとまとめ、それほどでもない後半はバラバラなまま終了( ´ ▽ ` )ノ。
    文章力というか文筆力のプレステージだね( ´ ▽ ` )ノ。
    断筆宣言かぁ......そんなこともあったなぁ......あまりにもあっという間に解禁したから、ほとんど記憶に残ってなかった( ´ ▽ ` )ノ。
    しかし筒井先生、文章ではこんなに客観的になれるのに、自分の芝居に関して全く無批判なのはなぜなんだろう? 見た目は単なるデブで演技もイモ。自作(に限らないけど)出演するたびにその出来を3割がた落としていることに、どうして気づかないんだろう?......

  • 短編集。1話目の脱稿、2話目の下品でふっとんだ。残りは、静かめのと、ほんわかめ、ラストは言葉狩り。1,2話目のすさまじさと後半のギャップが激しすぎるが、前半のテンションが続いていたら、読了時、ぐったりしたであろう。

  • エンガチョな短編集。
    長編もいいですけどやはり筒井さんは短編をテンポよく見るのがいいですねぇ。
    断筆解禁宣言は,筒井さんの考えが読める貴重なインタビューですね。エンガチョな話の直後に真面目な話になるので面喰いますが。昔こういう出来事があったのかと考えさせられます。

  • 金持ちを馬鹿にするという風刺の原点を見た

  • 2013.9.10(火)¥189。
    2013.9.12(木)。

  • 短篇集。今まで読んだ中で最高のエログロナンセンス。

  • 読んでるこっちも中毒に。
    有毒性です。それも猛毒。

  • 最初の作品の主人公の印象が強すぎて
    すごく筒井康隆らしい

  • うんこ。奇才。

  • またまた筒井康隆です。「エンガッツィオ司令塔」というタイトルの本。もちろん由来は‘えんがちょ‘ですね。
    そんなコトはどうでもよくて、本の内容は「どうみてもスカトロです。本当に(ry」と言わざるを得ない話が1話。「どうみても北朝鮮です。本当に(ry」が1話。あって、その他の話は主に七福神の話。
    笑える系の話なのかビミョー。作者が3年弱断筆していてそれの解禁の時に書いたっぽいですが、ここまで書いちまって良いのかと、断筆分の思いが全部放出されてます。非日常に起きる狂気であるけれど、恐ろしい。
    ホラー映画を見たときに覚える恐怖とは違った恐怖を覚えました。
    少なくともこの本を読んで「爆笑しました」って人はいないと思う。
    つーかいたら異常。
    この本読んだ僕は正常。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

筒井康隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×