新装版 隠し剣孤影抄 (文春文庫) (文春文庫 ふ 1-38)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167192389

感想・レビュー・書評

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  • 鬼滅の刃 無限列車編を観て、急に必死剣鳥刺しが読みたくなり、本棚をひっくり返した。
    この話もそうなんだっけど、藤沢周平の小説には、命懸けて自分の役割を全うしようとする大人が沢山登場する。

  • 軽め?の小説
    かかった時間 さあ?3時間以内?

    かなり前に読んだものの再読。剣にまつわるさまざまな物語。全編を流れる武士?剣士?の価値観がカッコいい。こういうの好きだろ日本人!みたいな。

    上品で質の良い、娯楽としての大衆小説。
    うーん、そう考えると最近の中山七里はいかがなものか(飛び火の批判笑)。

    最近読書をさぼっていたのでちゃんと本を読もう。

  • 短編8編 まず題名に惹かれる。 それぞれが避けがたい運命の重さを背負っている。 剣を交えなくてはならなくなる武士の生き方に、現代にも通じる哀しみがある。 「女人剣さざ波」がいい。 

  • 2019/11/23読了。

  • 海坂(うなさか)藩シリーズ17篇の2冊中1冊。
    短編集なので、気軽に読めました。

    嫉妬したり弱虫だったり相手を貶めたりとリアルな男性たちの世界で剣に覚えある面々のお話でした。

    男性の女性に対するあこがれが、どれもキラリと光っていて、いくつになっても女性というものにピュアな憧憬を感じる男性というのもステキだな…と思いました。

    基本的におじさんが読んで楽しむ本かな…とも思いましたが(笑)

  • 著者:藤沢周平(1927-1997、鶴岡市、小説家)

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    秘剣、外に語らず―藤沢周平が剣客小説に新境地を開いた名品集“隠し剣"シリーズ。凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技を秘める主人公たちは、また人としての弱さもあわせ持つ。
    剣鬼と化し破牢した夫のため捨て身の行動に出る人妻、これに翻弄される男を描く「隠し剣鬼ノ爪」。他に「邪剣竜尾返し」「臆病剣松風」「暗殺剣虎ノ眼」「必死剣鳥返し」「女人剣さざ波」「悲運剣芦刈り」「宿命剣鬼走り」の全8篇を収録。
    姉妹篇『隠し剣秋風抄』とあわせて全17篇。全体で「海坂城下異聞」となっている。解説・阿部達二

  • 2005.7.15〜18読了

  • 何度読み返しても面白い。短編集でこの充実の内容。藤沢周平はすごいや。藤沢作品の基本は「静」。それ故に殺陣の描写の「動」が何とも言えない味を出す。手放しで面白い!

  • 著者の代表作のひとつである「隠し剣」シリーズ八作を収める。

    読みごたえのある短編が並ぶ。

    「剣客小説に新境地を開いた」と文庫本のカバーにあるが、たしかに著者の独壇場といった趣。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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