いきなりクルマ上手 (文春文庫 こ 19-1)

著者 : 神足裕司

• 文藝春秋 (1995年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2015年3月19日]

読書録「いきなりクルマ上手」2

著者　神足裕司
出版　文藝春秋

p46より引用
“なにかで新聞やテレビを賑わせている一見楽
しそうな施設、ディズニーランドや伊豆半島の
温泉街などに行こうなどとさえしなければ、
日本の道路は別人のように礼儀ただしくて、や
さしいものだ。”

目次より抜粋引用
“つきぢの秩序
　イタリア的安全運転
　アッシー君
　切れるチェーン
　家族でドライブ”

　あらゆる方面で活躍するライターによる、車
雑誌に連載したコラムをまとめた一冊。
　パーキングについてから個々のクルマについ
てまで、著者本人の思い出などを交えて書かれ
ています。

　上記の引用は、ピクニックと題された記事で
の一文。みんなが知っている有名なところに、
みんなと同じタイミングで出かけていけば、そ
れは渋滞することでしょう。どこで聞いたか忘
れましたが、日本の道路の総延長距離よりも、
日本にあるクルマを並べた距離のほうが長くな
っているそうです。どこまでが本当なのかわか
りませんが、どんなにドライバーの運転技術が
向上しても、渋滞が無くなることはないのでは
ないでしょうか。
　クルマに興味があって、1990年台に運転を
始めていた人には面白い一冊かもしれません。

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