- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167348137
感想・レビュー・書評
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ある意味、宮本作品で一番読みやすい。昼ドラにもなってたかと。
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おじいちゃんとボラージュの掛け合いが面白くて仕方なかった。
p52 予言者や病をいやす医者、あるいは船大工か、その歌で人の心を楽しませる尊い歌人のような、みんなのために働く人のほかは、誰がわざわざ自分からよそ者を招くものか
p264「日本人が外国に行くと、親切にしてくれる人と不親切な人しか見ない。日本人は、相手を、そのどっちかにあてはめようとする。でも、人間は、そのどっちでもない場合が多いでしょう?」
p268「パーソナリティーを殺せ」
p305 そう決心したとたん、恭太は、医者になろうと思った。自分の弱い心を、ウモから貰った石で叩きつぶしながら勉強しよう……
p311 「やれやれ、勝てそうだ」という局面を迎えると、人は安心して悪手を指してしまう。どんなに優勢のときも、どんなに劣勢のときも、終盤に入って、やっと、「さあ、これからだ」と頑張らなければ、勝負には勝てない……
20100212 -
ブックオフの100円コーナーで懐かしいタイトルを見つけ、十何年ぶりに読んだ。確か初めて読んだ当時は最後の何ページかでとても泣けてしまって、一人で読んでてホッとした記憶があった。でも、オッサンになって改めて読んでも、やっぱりホロホロと・・・。
他の方のレビューを拝見すると昨年にドラマになっていたことがわかり、配役には主人公に田中好子さんとのこと。ぴったりだと思った。(他の役はピンとこないけれど) -
大家族にやってきたとぼけたハンガリー人留学生。彼らを見つめる小学生の視点から・・・。最初に読んだ時はそうでもなかったけど、何度も何度も読み返したくなる一冊でした。笑えるし泣けるし熱い気持ちになります。犬のフック、大好きです。そして、何度読んでも「努力する」って素敵だなぁって思える作品です。頑張る人ってキラキラしてるね。最後も最高。とっても気持ちよい作品。彼らに何度でも会いたくなります!!!!
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うちの愛犬・ヒッポと
我が家に1年ホームステイしていたチリからの留学生:カルロス
がとってもリンクした。わかるわかる~って共感して
おじいちゃんの愛情に心動かされて。 -
涙が止まらない。号泣。
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本気で留学生を受け入れてもいいかなと思った。
フックと関西弁がいい味だしてる。 -
三世帯12人+犬1匹の大家族の中に、
突然彗星のごとく現れた、
ハンガリー人の留学生。
異国人を住人に迎え入れた家族の、
不協和音や融合を繰り返しながらの生活は、
やがて家族愛を見い出してゆく。
この小説の大きなテーマは、平凡と成長だと思う。
13人と1匹の家族による笑えて泣ける物語だ。
ドラマ化しやすいような気がして検索してみたら、
2007年にすでにドラマ化されていた。
舅(おじいちゃん)が伊東四朗とは、
ナイスキャスティング!!
爽やかな読後感に大満足。 -
勉強したくなる本。
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ドイツへ来て、一番辛く苦しい時期に読んだ。
あの頃の私は、自分に負けないことが最重要課題だった。
そんなときに読んだ大切な本。
あの時の気持ちにシンクロするような、
いくつかの言葉に、泣きました。