- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167370268
感想・レビュー・書評
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三浦按針、が、生涯を閉じるまで。特に、待ち焦がれたイギリス商船が日本にやってきたとき、方向性の違いで商館のリーダーと対立してしまう様は非常に切なくなるというか、共感できるというか、胸に迫るものがあった。
日本漂着してついに日本で散ったウィリアムアダムスの人生。家康に愛されるというラッキーがあったとはいえ、まさに、青い目の侍だったのだなぁと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当の按針がどういう人間だったかは知るべくもないが、リアリティのある人物像が描かれていた。
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念願のイギリス船が来日したが、セーリスとの折り合いが悪く結局帰国することが出来なかったアダムス。対外貿易に熱心だった家康が亡くなると、秀忠の下でキリシタン弾圧、鎖国政策が推し進められ、家康の信を受けていたからこそのアダムスの力もなくなってしまう。本書では語られていないが、彼の子孫はやはりハーフとして周りから虐げられてしまったのだろうか?
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3/20/11図書館
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関が原の合戦に大きく貢献したアダムスは
徳川家に召し抱えられた。
相模国三浦郡に250石の領地と妻を与えられ、
三浦按針を名乗ることになる。家臣として家康を支える
日々を送るなか、故郷イングランドへの想いはつのるのだが・・・・・。
三浦按針の数奇な運命を見事に描いて、
白石文学の集大成として読み継がれる一作。
2008 10 11 読了!