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- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167402075
感想・レビュー・書評
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読書録「翔んでる警視事件簿」3
著者 胡桃沢耕史
出版 文藝春秋
p118より引用
“外国旅行どころか、二日以上に亙る他県へ
の旅行はすべて、上司の許可を得る必要があ
る。これは住民の平和を守るという使命を
持っている警察官としては当然である。”
目次から抜粋引用
“誰がために人を殺すや
下請けは悲しからずや
小便小僧で又逢おう
革婚旅行は海底で
新宿黒社会”
警視庁のエリート警視を主人公とした、短
編小説集。
年の暮れ、子供を祖母に預けて仕事に向か
う主人公夫婦。仕事場である警視庁の駐車場
で、主人公は嫌な予感にかられるのであった
…。
上記の引用は、名目上の海外旅行に行くこ
とになった、主人公一家について書かれた一
節。安定していていいと思われている職業で
すが、こういう所で苦労されているのですね。
テレビのドラマで見ているだけだと、仕事に
かこつけてあちこち旅行しているように見え
てしまうのですから、テレビドラマは罪作り
な気がします。
名前などが変えられていますが、その当時
の実際にあった事件などを元にした話もあっ
て、当時を知る年代の方ならば、より一層楽
しめると思います。
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