- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167622015
感想・レビュー・書評
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雑誌クレアの連載対談。これまで町田広美、リリーフランキーそれぞれとの対談集を読んだことがありますが、リリーさんとが一番良かった。この本を含めた2冊での対談相手は、自分の専門分野ではそれなりの方なのかもしれないけど、ナンシーと同じ視点、位置で語ろうとするとどうしても無理が出てくるみたい。やっぱりナンシーの感性とは微妙にずれているし到底かなわない・・・って感じ。ただの悪口大会みたいになっちゃうのは嫌だな。あと、なんだろ・・大月さんの口調が私は苦手なんだな、多分。
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話題は硬軟混じり、オウム事件についての対談もあります。あの事件、混乱の真っ最中に「ちょっと待ってよ。」と言えるナンシー関さんはよくも悪くも凄いです。が、大月隆寛さんが喝破しているようにそれどころではない、という事態が確かにあり、この本が出てからも私達はそれどころではないことだらけです。そしてどうしたらそれどころではない、ということとナンシー関さんの問いかけとを両立させる答えはまだ見つかっていません。
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これより前にリリーさんとの対談集を読んだのですが、雑誌連載で一番最初の対談は大月先生だったんですね。基本的にナンシーさんの対談はは、男性の方とする方が面白いと思います。
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大好きですよ。ナンシー関さん。美しい文書が書ける人。作家作家してなくて、いつも近くにいる「辛口のお姉さま」って感じで。そこはかとない女性らしい弱さとか、ちょっと悩んでる感じとか。逆にちょっと頑張ってみてる感じや、頑張って生きるんだ!というテンションも。その時々の心情が、なんとなく書いてくださる文章に反映されていて、大好きでした。いなくなってしまってホントに残念です。さみしいです。
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ビートたけしがテーマの回など読むと、可愛らしい人だったのだな、と思う。
今、ナンシー関がいたら、例えば小沢氏をどう彫るだろう。生きてて欲しかった…。 -
かなり面白い組み合わせで、ドンピシャです。
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ナンシー関展で購入。私は大月さんの事を字を読み間違えてどうして大川リュウホウ?となどとトンデモないことをしばらく思っていました。テレビの裏をかくというか、メディア批判がきっちりとできていてよかったです。災害時の対応とか、ジャーナリズムのワイドショー化とか。読んでいて痛快。しかし、事件当時の私といえば、時事問題に本当に疎くて、知らない方がいいというか、知らないほうが幸せなんじゃと思っていて、(まあ、それはあながち間違いでもないのだけれ)、これを読むことによって知識の吸収もできたのでよかったです。批判精神と諧謔精神を忘れずにメディアに接していきたいもんです。