オールド・ルーキー: 先生は大リーガーになった (文春文庫 モ 3-1)
- 文藝春秋 (2002年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167651275
感想・レビュー・書評
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ジム・モリスは若い頃大リーグに指名されるが、故障によりメジャーに上がれぬまま辞めざるをえなかった。様々な職業を転々としつつ、家庭も持ち、先生になって野球のコーチに。そこからメジャーに辿り着いた夢物語。
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怪我でいったん野球選手の道を諦めながらも、コーチをしていた野球部の生徒との約束でメジャーリーグのトライアウトを受け、35歳でメジャーリーグにデビューしたジム・モリスの自伝的なノンフィクション。
おとぎ話のようなストーリーだが、約束を守ることと夢をあきらめないことの大切さが伝わってくる内容だった。 -
アメリカのメジャーリーグは、競争は過酷である。今日のチームメイトの、明日のロッカーは空っぽだ。あきらめず、夢を手にした野球人の物語。
九州大学:たけ -
才能ある人はやっぱり才能いつかは開花させるんだ!というアメリカンドリーム。才能ある人・・・ってところがミソ。
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実際に35歳にして初めて大リーグのマウンドに立ってプレーした正にオールドルーキーな著者の半生を綴った自伝本。
正直、映画のほうは個人的にはあまり好きにはなれませんでした。栄光から挫折、苦悩、決断までの実体験を淡々と述べていているこの原作は感動超大作とかそういうものでは決してない。だけど肩の故障で一度は夢を諦め、野球一筋だった生活から一変、必死に勉強して大学の単位を取って、妻も出来人並みの幸せを手に入れる。それでもどうしても野球への夢は諦め切れなかった。
そんな事を包み隠さずに本人自ら語るこの本は物語的に地味ではあるかもしれないが、色々学び取るべき事が多々あり、同時に将来の夢を決めかねていた当時の自分に多大な勇気を与えてくれた本でした。