新装版 功名が辻 (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-114)
- 文藝春秋 (2005年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167663155
感想・レビュー・書評
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キャラが立っていて読みやすい、というのが第一印象。
司馬遼太郎らしい人物洞察は次巻以降か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大河ドラマにもなった大人気歴史小説の第一巻。主人公はこの作者には珍しく女性なのも面白い。主人公の内助の功もあって、50石の貧乏侍が、土佐藩藩主になるという出世物語。この巻では、有名な妻のへそくりで馬を買う話までが出てくる。
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司馬遼太郎の話ぶりには引き込まれるが、「功名が辻」においてはちょっと著者の想像力が勝ちすぎている気がする。
千代の位置付けも疑問。そこまで積極的に政治に関与していたのだろうか?男尊女卑の時代においては旦那を介してという手法はあるだろうが、千代の計画とその結果は出来過ぎに感じる…それに、六平や甲賀の忍びの女も必要だったのか?
一豊及び千代の死までではなく、その後の高知がどう変遷していったかまで触れて欲しかった…
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他の戦国の英雄に比べると遥かにスケールの小さい話と思って、司馬さんの本の中では遠ざけていた本だったが、どっこい面白い。サラリーマンの出世物語のようで、妙に親近感が湧くお話。馬を買うところまで。
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司馬さんらしい文章。これはドラマにしたら面白いと思いました。実際、大河になったのですが。
読み始めると止まらない。本屋さんで2巻を手にとってしまった。 -
初司馬遼太郎。
大河でやっていたよな〜と思いながら手にとってみました。
意外とサクサク読める。日本史ほんとに苦手なんだけど、これなら少しは勉強になるかなぁ。
とりあえず2巻に進みます。 -
1965年発表
山内一豊・千代の結婚~京都御馬揃えまで。 -
こんな嫁が欲しい。というか、歴史物?を普段読まないのですが、物語としておしろい。
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まさに戦国時代真っ只中にあって、有名な武将が次々と登場して飽きない展開です。
真の主人公は武将で夫の山内一豊を支え操る、知略ある妻である千代のようですね。
歴史ものの常だと思うが、どこまでが史実でどこが作者の脚色かを考えながら読んでしまう。
これも歴史物特有で、言い回しや単語に現代ものでは使わない表現や単語が出てくるが、これも歴史を表現するためのものであり分かりにくいがしようがないと解釈。
歴史に疎いので先が分からない分、ストーリー展開が楽しみです。