- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167697143
感想・レビュー・書評
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お休みに一気読み。結論に綱渡り感はあるものの、全体として楽しめた。
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実は、この歳にして初めての松本清張。
ひょんなことから読むことになった。
そして、読んですぐに、もっと早く出会っていたらよかったなと、ちょっぴり後悔。それぐらい、面白かった。
感想は?と聞かれたら、「とても地味な小説」だと答えると思う。
でも、その地味というのは、派手ではないということ。
ものすごく精巧で緻密な地味。
ドキドキ感というものが、すごく安っぽく感じられるぐらい、ドキドキしないドキドキ感という世界を知りました。
おもしろい。 -
時刻(数字)を使ったトリックなので読みにくいはずが、スムーズに読み進めてしまったのに驚きました。
文章自体も読みやすく、楽しめた作品です。
現代とは交通・通信手段が違うところは 微笑ましいところ。
「有」と「無」の証明は、現代の推理小説を読むときにも活かされそう。
日本語が綺麗なことも印象に残りました。
今さらながら初の松本清張作品でした。
次は「砂の器」を楽しみます(^^) -
2003 読了
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私自身初めての松本清張作品。どんどんページをめくるペースがあがっていきました。ストーリーがしっかりしていて展開もなかなか読めず、でも最後はすとんと腑に落ちました。とてもおもしろかったです!
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大好きな作品再読。初めて読む有栖川有栖の愛憎入り混じった解説がまたすごーく良かった(笑)
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トリックはさておき、読み足りないなあという感じ。トリックを解明してからエピローグまでの部分とか、あちこちで描写抜きの解説で話が進む部分があり、そこがどうにも物足りない。雑誌連載だから紙幅の都合かな。
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わりとサクサクと読み進めていける作品。
アリバイを作る為電車ではなく飛行機を使って短時間で移動する。現代なら誰もが考えそうな事。
時代背景が古いので(S30年代)当時は飛行機がポピュラーな乗り物ではなかったのかも。
若干拍子抜け。