新装版 馬を売る女 (文春文庫) (文春文庫 ま 1-129)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167697303

感想・レビュー・書評

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  • 松本清張セレクションの時間の習俗と抱き合わせで納められていたのでついでに読んだ。
    競馬が題材になっている。
    競馬の知識は全くないので、それほど入っていけなかった。
    以前、ディック・フランシスの競馬シリーズミステリーを何冊か読んだときものめり込めなかったのだが、あの時と同じ。
    題材に興味があるなしで、のめり込み度がかなり違う。
    時間の習俗はカメラが題材に使われていたので浸れたのだろう。
    興味のない題材でも最後まで読ませてしまう松本清張はすごいと思う。

  • 松本清張って初めて本で読んだ。「点と線」や「ゼロの焦点」、「砂の器」など映像化され有名な小説が一杯ある中で、なんでこの本が初めての松本清張作品として読む気になったのか?
    単に競馬が好きというだけ。
    3つの短編からなるこの本。各話とも読み応えはあった。最後の終わり方が唐突に終わる感じでだらだらと説明することもなくたんたんと終わっている。これが松本清張なんだろうな。別の作品もどんどん読んでみたいと思う。

  • readerでで読了。
    1970年代の作品4編が収録された作品集。表題作が最近新聞で紹介されていたため気になって読んで見ました。1977年に発表されたにしては古臭い風俗が書かれているような気がしましたが、そんなものなのかしら。
    テレビの刑事ドラマで、ご都合主義な展開にツッコミを入れたくなることがありますが、真ん中の短編2つはまさにそんな感じで、清張作品でもそういうことがあるのですね。

  • メインストーリーとは関係のないところから犯人が浮かび上がる、その仕掛けが秀逸!

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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