石の猿 下 (文春文庫 テ 11-12)

  • 文藝春秋
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705589

感想・レビュー・書評

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  •  中国人の殺し屋"ゴースト"と、リンカーン・ライムの頭脳戦が大詰めを迎える中、"ゴースト"を追ってきた中国人刑事ソニー・リーがいい味を出している。
     今回、いつものどんでん返しはちょっとパンチ不足だと思うが、ストーリーは最後まで面白かった。

  • 後半は一気読み。相変わらずのどんでん返し。

  • ライムシリーズ、私はこれが2作目。シリーズのなかではそれほどの評価はないようなのだが、面白かった。中国からの密入国者を乗せた船に乗る蛇頭の殺人鬼ゴーストを追うライムたち。船は沿岸警備隊が発見する直前ゴーストにより爆破される。助かった2組の密入国者一家を狙うゴースト。彼らはどこにいるのか。今回ライムのホワイトボードのなかで最初から何かがひっかかる。読んでいて何かがおかしいと思う。繰り返し出てくるボードに書かれた捜査状況が増えていくにつれ、疑問が解決されるのだがそれでも何かおかしい。恒例だという大どんでん返しは控えめで、どうにも彼は最初から何か怪しいと思ってたんだとまた自分の推理に満足する。探偵気分で読める一冊だった。

  • 今までのリンカーンライムシリーズの中でも最も切ない一作だろう。

  • (つづき)ゴーストによる証人殺害は続き、複数個所の捜査現場から採取された証拠物件は増え続け、ホワイトボードの書き込みは最終的に6ページ分に(多すぎ)!!爆破事故に巻き込まれた○○、ライムと希少な友情を育むリー、捜査メンバーに近づくゴースト、そして取り返しのつかない永遠の別れ…。ディーヴァーお得意のどんでん返しやスリリングは佳境に入ってからも用意されているが、それを心から楽しめない哀しみも満ちている。在米中国人の秘密結社「堂」が地方出身地ごとに存在するとか、民族間の文化の違い、中国的な迷信や考え方など、あまり馴染みのない部分もあり、今までとはちょっと趣きの違う作品だ。

  • 映画「ボーンコレクター」の続編。

    今まで、パートナー以外ほとんど心を開くことがなかった
    主人公「リンカーン・ライム」という人物像に、人に対する
    一個人としての好意的な好奇心と信頼という、生身の人間
    へさらに昇華させた本作品。

    息を呑む犯人追跡の科学捜査はもとより、各行間に設けられた
    著者と読者との想像の駆け引き。
    この面白さあっての、ジェフリー・ディーヴァー。
    一冊一日はあまりにも贅沢且つもったいなかった。
    ので、二回目読み直し中。。。

  • 2008/6/30購入
    2009/8/15読了

  • やっぱり一気に読んじゃった。<br>
    先が気になって気になって。 <br>
    <br>
    例によってどうせ最後はどんでん返しさ…なんてひねくれて読んでいたので、<br>
    どんでん返し自体にはそれほど驚かなかったかも。 <br>
    <br>
    ミステリーは謎を解かないで読む派なので、
    <br>ひたすらストーリーを追っているだけなのですが、 <br>
    凄く面白かった。 <br>
    <br>
    ライムとアメリアの仲が本当にどんどん進展していってて、 <br>
    巻と巻の間に一体二人には何が起こったんだ?なんて思ってしまう…。 <br>
    二人が仲よさげにしているのが好きなのです。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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