イタリア的恋愛のススメ シモネッタのデカメロン (文春文庫 た 56-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717643

感想・レビュー・書評

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  • 2010年12月25日購入

  • エッセイや小話、とんでもないイタリアの男女事情たち。
    イタリアの女性が嫉妬深いというのがいまひとつ理解できない。
    だって好みのタイプって息子の友達なんだろー?
    男性の必須アイテムはバナナ(inダンス)

  • まぁまぁ普通。
    シモネッタだしデカメロンだしイタリアだし、でエロス系な話が中心であります。それはそれでオモシロい。
    ただはやり同じような『通訳でのこんな出来事』本としては米原万里さんが好き。

    ところどころ米原さんの方にも出てくる田丸さんなだけに、仲いんだろうなとは思っていたがあとがきに泣いた。

  •  いや~、面白かったです。
     コレを読んでいるとイタリア人って男も女も老いも若きも、み~んな浮気ばっかし。ホントに“イタリア的恋愛”をススメちゃっていいのか?(笑)
     女性にマメなのはいいケド、その先で怒濤の浮気嵐が待っているんなら、「この人ったらも~鈍くてガッカリ」くらいの方がいいなぁと思うのは、やっぱ私が日本人だからか。

     でも最近は、米原万里氏がロシアもそうだと書いていたけど、イタリアも英語・英語圏の文化に席巻され、大分様子が変わって来ているんだとか。
     グローバリゼーションって言えば聞こえはいいが、結局“英語”に支配され、色々な国々の特色が塗りつぶされて行くんだとするとイヤだなぁ。日本語なんて100年後くらいには、学校の授業くらいでしか話されない言語になっちゃうかもね。

     あとがきでずっと米原万里氏の事について書かれていましたが、しんみりしました。さぞかし寂しいだろうなぁ……。私でさえもこれ以上彼女の著作が読めないと思ったら寂しいんだから。

  • ・ブックカバーを付けて電車で隣の人にチラ読みされないかどきどきしながら読む本

  • イタリア人って激しいね〜。私はだめかも。でも、友人のイタリア人彼氏はめっちゃ草食系だけどね。ま、人によりますね。
    イタリア人や日本人のエッチで明るい恋愛話の後に、著者の友人であった米原万里さんとの対談が掲載されてます。2人の仲の良さがよくわかります。万里さんの急逝が残念です。

  • イタリア男は女性を口説くのが礼儀だと考えている。なんて話は耳にしたことがあったが冗談だろうと思っていた。どうやら本当のようですね。
    イタリア人に生まれたかった。

  • 父の本棚でたまたま見つけて、イタリア旅行のお供にした。
    イタリア語通訳である田丸さんが出会った、
    とにかくモテるイタリア男の嘘のようなほんとの話が盛りだくさん。
    田丸さんの文章がユーモアたっぷりで面白いです。

  • あっぱれイタリア男!笑って笑って…でも最後に泣かされた。文庫版あとがき「万里と私の最後の一年」に米原万里さんのことが書かれている。万里さんはいつも田丸さんのそばにいるのだなあ。
    (米原万里さんからたどってこの本にたどり着いた者としての感想でした。)

  • タイトルからして、「どうなのかしら」と思いますから(^^;、カバーをかけて持ち歩いていましたが、それでも電車の中で読みながら、何度本を閉じたことでしょうか。 別にとなりの方がのぞきこんでくるワケではないのですが、それでもちらりとページが見えてしまったら、拾い読みした単語だけでも、ちょっと???と思いたくなってしまう、そんな本でした。
    それはともかく、作者の田丸さんは、才能豊かな、魅力的な方だとおもいます。
    本の構成も、各章のはじめに、思わずクスリと笑ってしまう小話がはさんであって、楽しめました。
    それにしても、イタリア滞在の前に、この本に出会っていたら!
    滞在中、いろいろびっくりすることがあって、思い悩まずに済んだのに、とおもいます。
    これからイタリアにいらっしゃる方、とくに若いお嬢さんたちは、必読です。
    日本とイタリア、男性も天と地ほど違いますから。

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著者プロフィール

(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

「2014年 『シモネッタのどこまでいっても男と女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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