イタリア的恋愛のススメ シモネッタのデカメロン (文春文庫 た 56-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717643

感想・レビュー・書評

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  • イタリア語通訳の田丸公美子さんの、イタリア人に関する面白い小話を集めたエッセイ。下ネタが中心。
    イタリアの女性はこんなに常にちやほやされているのか、と思った。出会う男性が次々と美しいと口説いてくれたら、きっと自信がつくだろうな~うらやましい。
    こう思うのも、下ネタを平常心でスルーするようになったのも、私がチヤホヤされない年代に入りつつあるからだろうか。イタリアでは中年になっても、結婚していても、男は男でありつづけ、女も女である。日本で中年がセクシーさを出そうとしたり、下ネタジョークを言ったら気持ち悪がられるだろう。
    彼女の通訳駆け出しの頃を振り返って書かれた章が面白かった。米原さんもそうだが、同時通訳って大変な仕事なんだなと改めて感じた。

  • 2014.6.30面白かった!!

  • 翻訳という仕事を通した経験に裏打ちされたエピソードの数々が、
    下ネタだと銘打つ作品であってもどこか高貴なものを含んでいるような
    不思議な感じのするエッセイでした。

    友人から送られてきたので読みましたが、
    自分だけなら題名的に手にとることはなかった本な気がします。

  • 雑学的な小話集といった感じ?読んだ後に「ね〜ね〜、知ってる?」等とこの本で仕入れた内容を誰かに言いたくなる?

  • 島地 勝彦氏のお勧めの一冊
    シマジ氏が薦めるだけあって面白い本でした。
    イタリア人という人種を少し理解できた気がします。

  • 田丸さんの通訳人生を通じて集めたイタリア人の恋愛ネタ集。
    面白いです。特に古いエピソードが多いので、古き良きイタリア人の良さも悪さも出ていて、爆笑ネタがたくさんです。
    たまには、こんな感じの軽いエッセイを読むのもいいな、と思わせられた本。イタリア行きたいなぁ。

  • 出版年の古い方に読み進めている。
    田丸さんこれで4冊目。

    他の本よりダイレクトな下ネタが多い。
    これを読むと火遊びするならイタリア人と思う人はいても、
    イタリア男と結婚する気はゼロになるのではないか。。。

    初期の本ということでパラっとした話が多いけど、面白さは翳りません。
    ちょっと心がざらざらするお話もアクセントとしてよいです。

    最後の節がナイス。

  • 本文も面白いけど、解説と文庫版あとがきは最高。

  • 今日の定例会は4グループ、40席用意した正規がすべて埋まり追加が必要になるほど参加者が多かったです。

    今日も興味深い本を沢山紹介していただきました。

  • 読み手によって評価が分かれそう。イタリア人の恋愛話は面白かった。米原万里さんとのエピソードはジンと来た。

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著者プロフィール

(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

「2014年 『シモネッタのどこまでいっても男と女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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