- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167717827
感想・レビュー・書評
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装幀は、この文庫のほうが抑えめでいいですね。
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「ドライブをする」という設定で
色々な作家さんが綴ったアンソロジー。
作家さんによって描くストーリーは本当に様々で
ほんわかするものや、ちょっぴりほろ苦いものなど
色々なドライブシーンを楽しむことが出来ます。
私はめっきりペーパードライバーですが、
この作品を読むと、ドライブしてみたくなる、そんな一冊です。 -
車で出かける場面を用意するという約束事が共通となっている8人の作家による八つの短編。
短いので、それぞれの作家の特徴が出るまでには至らないが、短いなかにもホロっとする話があったりして、それぞれ人間ドラマが展開される。 -
“クルマで出かける場面を用意すること”が条件の短篇アンソロジー。 吉田 修一、石田 衣良、川上 弘美が、やっぱり好きでした。
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角田光代さんや川上弘美さんの短編も入っていたので借りてみた。
<クルマで出かける場面を用意すること>が約束事の短編が8編つまっていて、それぞれの作者の個性がでています。
やっぱり川上弘美さんのものが一番好きだった。 -
いろんな作家さんが書いた「クルマで出かけるシーン」がある短編集。どれも30ページぐらいの短さです。吉田修一の作品は特にいいですね。中盤、似た話が続くのが残念。
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吉田修一と角田光代のが好きだった。
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短編集。普通。
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いや〜なんか、こういうのにお金払ってしまったのはうかつだった。
これだけあからさまに自動車会社の宣伝ですよ〜という内容だと、ひとつひとつはそれなりに味わいある掌品であっても、3本目ぐらいで興ざめしてくる。ありがちな話の安易なハッピーエンドというか、それこそ、CMにでてきそうな「絵」が浮かんでくるものが多かった。
それぞれの作者のスタイルというかトーンというか、そういうのはでているので、読んだことない作家が好きなタイプかそうでないかを識別するのにはいい、かもしれない。あえてなにかプラス点をさがすとすれば。
クルマにくわしい人だったら、ディテールの描写から作品中にでてくる車種とかもわかるのかもしれませんね。 -
またまたアンソロジー。
だってアンソロジー好きなんです。
大好きな作家さん、新しい作家さん…色んな作品が読めるからお得な気分!
日産TEANAのサイトで掲載されていた話をまとめた短編集。
テーマは『クルマで出かける場面を用意すること』
同じテーマなのにみんな全然違う作品になるから、アンソロジーは面白いです。
恋人・夫婦・昔の恋人・親子・兄弟・ひとり…設定も全然違います。
*乙女座の夫、蠍座の妻 吉田修一
(多分)はじめましての作家さんですが、読みやすかったです。
子供が出来た喩えがかわいらしかったです。
夫婦の時間の使い方の違いを描いた作品。
蠍座のだけど私は断然!夫タイプだな~。
時間ギリギリとか不安でムリです。
*時速四十キロで未来へ向かう 角田光代
あーやっぱり角田さんの短編好きです。
角田さんって短編なのに内容がちゃんとあるから毎回印象に残ります。
恋愛、仕事…全てに疲れた姉を弟が励ますお話。
こういう関係素敵だな。
*本を読む旅 石田衣良
今回も毎回ながら石田衣良様目当てで手に取りました。
ってかこの本の存在をIWGPの最新刊の最後のページで知りました。
石田作品っぽくなかったな~というのが正直な感想。
唯一、登場人物が一人です。
だからこの場合『あなた』は『本』かな?
本を読むだけの旅のお話。
だからそんなに車のイメージもなかったかも。
こういう贅沢な一人旅してみたいです!
*慣れることと失うこと 甘糟りり子
やばい…この作品、次の作品と混ざってしまった…。
完全に覚えてないかも。
多分、昔の恋人とのお話。
*この山道を…… 林望
これもまた昔の恋人とのお話。
こういうドライブも素敵かも…と思ってしました。
*娘の誕生日 谷村志穂
この作品好きでした。
こういう夫婦像に憧れます。
最初は妻同様いらいらしていたけど、夫が素敵な方でした。
*遠い雷、赤い靴。 片岡義男
これが一番読みにくかった気が…。
なんか文章と雰囲気が堅いんですよね。
ただ風景描写が素敵でした。
共働きの夫婦(妻が単身赴任)の出会いと現在のお話。
*夜のドライブ 川上弘美
実はずっと読みたかった作家さん!
歳をとった母と娘のお話です。
少し切なく感じました。
なんか自分の将来像見ているようでした。
運転荒いのを母に嫌がられたり、彼氏いなかったりw
私も主人公みたくこんなふうに将来、親孝行できたらいいな。
夜の運転好きじゃないけど…。
車の広告の小説なのでターゲットが少し年齢層高めかな?
でも面白かったです。
誰も守ってくれない場所で、正体のよくわからないものと闘わなくちゃならないとしても、何もかも全部嫌になってしまう時があるにしても、大人の方がいい。 行きたい場所にアクセルを踏む事のできる大人のほうが。