- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167717827
感想・レビュー・書評
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<クルマで出かける場面を用意すること>だけを約束事とされた8人の作家さんによる短編集。
大好きな、吉田修一さんの作品が収められているので
手にとってみました。
吉田修一さんの「乙女座の夫、蠍座の妻」は非常に自然で優しい、夫婦を描いたお話。心が和みます。
角田光代さんの作品は、角田さんらしさが短編ながらも感じられます。小さな光が心に灯ります。
石田衣良さん。
食わず嫌いで読んだ事がないのですが、こういう文体なのですね。思ったより、嫌いじゃないかも。
甘糟りり子さん。
時間を経て、大人になるということの良い面を描いたお話。
林望さん。
こういう小さな内緒事、きっと誰にでもあります。ちょっと物足りないくらいが、ちょうどいい。
谷村志穂さん。
男性の描き方が好きでした。最低限の描写で、魅力を最大限に感じられます。
片岡義男さん。
ちょっとロマンチストすぎるかな、と思いますがこうあって欲しいと思う気持ちがあるのも否めないので、フィクションとしては良い作品だと思います。
川上弘美さん。
泣きそうになりました。この短さで、よくここまで描ききったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
8人の短篇の名手が、それぞれの持ち味をいかんなく生かし、ひとつのテーマ〈あなたと、どこかへ〉から描きだす8つの愛の情景
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全く覚えていません。いい話だったのは覚えてる。もう一回読む
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どこかへ行ってしまいたかったから、読んでみた。
でも、そんな気分の時に読む本じゃなかった。
誰かとどこかへ行きたい時に読む本でした。 -
最初の話と、角田光代の姉弟の話が印象的。谷村志穂も。
でも文体としていちばん好きなのはやっぱり川上弘美なのである。 -
どこかへドライブに行きますか?
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ドライブに纏わるアンソロジー。夫婦で、弟と、元恋人と……それぞれのシチュエーションで安定のクオリティでした。石田衣良さんの『本を読む旅』が羨ましいという意味で一番印象に残った。
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あなた(妻だったり、母だったり、思い出だったり)とドライブ、をテーマにしたアンソロジー。
吉田修一さん、角田光代さん、川上弘美さんの作品はさすが、小粒でもおもしろい。谷村志穂さんもなかなか。その他の作品はいまいち心に残らなかった。