泣かないで、パーティはこれから (文春文庫 ゆ 8-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167727031

感想・レビュー・書評

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  • 失業、失恋した女性が主人公。
    女性心理がすごく表現された作品でした。

    印象に残った文章。
    「愛が深ければ憎しみも深い。」「どんなに深く憎んでも愛に勝ることは決してないのだと」。

  • 就職氷河期の社会の暗さと女性の社会進出の難しさが随所に散りばめられた小説。誇張されているのかと思ったがあとがきで色んな会社の人事へのインタビューを元に書いたと言うから驚き。
    携帯もない時代だからか名刺交換して会社に私用の電話がかかってくるのが新鮮だった。(江國香織さんの本でもそういう描写があった)
    辛い状況を上手く乗り越えた主人公すごい

    67/100

  • ドラマのような先の読める展開。
    潔く決断する主人公の姿がすがすがしかった。

  • 姉の愛読書である、唯川さん。会社が倒産して、おまけに恋人にも振られる主人公。仕事がだめなら結婚!と思ってしまう女性って多いと思うけど、そういうときに限って彼氏ともうまくいかなくなることってあるなあ。さらりと読めていい。キャリアと結婚の両立ってやっぱりむずかしいんでしょうかね。26歳独身。

  • 就職氷河期の恋愛もの?

  • 突然失業と失恋に見舞われた27歳の主人公が、なんとか東京に止まろうと就活したり、水商売を経験したり、男に永久就職しようとしたりする。主人公は運がない。しかし最後は自分で決めた自分の道を見出すことができた。

  • 250503読了。NHKの2時間ドラマの脚本みたいだなと思いました。先が読める夢のある話。

  • 失業と失恋にいっぺんに見舞われた27歳女性が、夢とかプライドとかに固執して失敗しつつ、そういう条件とはかけ離れているけど自分を求めてくれる場所を見つけて再出発する話。
    「子供は親のためには生きられない」

  • ホント人は運に左右されるよね、というお話。
    ついてないときは、ずっとついてない。
    その中でも、どこかにほんの少しは希望が顔を出しているのかもしれない。
    それを捉えられるかどうかは自分次第。

  • 読んでいて感情移入してちょっと落ち込んでしまったOLの身の上ストーリー。文章が読みやすいので一気に読んでしまった、そうさせる文章力はさすが。

    失恋を思い出して悲しくなってしまう。
    先が読めてしまう展開は致し方ないが、彼女の引き付ける世界がある。

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