アナザーフェイス (文春文庫 と 24-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2757
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167787011

感想・レビュー・書評

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  • 父親が自分の子どもを誘拐する計画を立てて、お金を得て、仕事の穴埋めに使う話。

  • 大友が他に抜きん出て人の気持ちを把握できるかのようなキャラクターに仕上げてあるがシリーズ通してこれで行くのだろうか。一冊だけだとこれでいいんだろうがこれが続くと主人公だけ目立つだけのストーリー展開になって起伏が無くて飽きそう。

  • 妻・菜緒の死から2年。一人息子を育てるため、捜査一課から総務課に依願異動した大友鉄。ある日、突然起きた銀行員の息子の誘拐事件が発生、元上司の命令で、ある能力を生かすために、大友は捜査に突入する。しかし、犯人に振り切られ、犯人は人気グループのドームコンサート会場に消えてしまう。息子は解放されたが、聴取には応じられない上、母親は犯人を捕まえられなかった警察を批判し、聴取に応じないまま、警察を門前払い扱い…。ようやく冷静を取り戻した母親も、息子の看病疲れで倒れる寸前に。さらに、捜査に関わるにつれ、優斗との世話がおろそかになってしまい、聖子からはお見合いを薦められる事態に…。しかし、誘拐事件は町工場の社長と社員の共謀…。最後が予想外だった。

  • またシリーズ開始。他のシリーズものとのコラボ、ちょいちょい出てくる知った名前を追いながら楽しみたい。

    こんな、子供のことをちゃんと考えなが頑張っているお父さんいいな。

  • 刑事物なので仕立てはミステリーなんだけど、主人公の刑事のヒューマンドラマ的な要素が強い。

    ドラマにもなった人気作家のようなので一応読んでみたけど、もともと犯人捜し、謎解き系のミステリーは好きではないので、この本もあまりのめり込めなかった。
    好きな人は好きなのかもしれないけど。

    続編も出ているようだが、たぶん読まない。

  • シングルファーザーの刑事が主人公であり、スーパーのちらしと首っ引きになり、義母に預けている子どもの心配をしているという警察小説。

    主人公の大友鉄は2年前まで捜査1課の刑事だったが、妻を交通事故で亡くし、息子の優斗を自分の手で育てるために、刑事総務課に異動してきる。そこにかつての上司である福原が発生したばかりの誘拐事件の捜査に加わるように命じる。

    大友の人との接し方を大切にする優しいキャラはいいのだけど、その性格や人柄が終始二転三転するので混乱する。そして周りの登場人物たちのキャラもさすがに謎すぎる行動が多い。

  • 大変面白く読ませていただきました。元捜査一課で家庭の事情で現在総務課。TV化出来そうな作品ですね。主人公は魅力的で好感が持ってます。シリーズ化されてますが 今後も読みたい作品です。

  • なかなか良かったけど、続編はもういいかな?
    4/2/8

  • ★3.5
    イクメンの優男刑事、いい意味で刑事らしくない
    演技が上手い
    人の心を溶かすのが得意

    自分の子供を誘拐事件に利用して、金を騙し取った話

  • シリーズ作第1弾。堂場さんの作品を読むのはこれが初めて。
    総務課刑事とシングルファザーとの両面の顔を持つ主人公大友。その特殊性から日々の生活の中でぶつかるあらゆる葛藤が描かれる。ただその境遇にいるからこそ生まれる経験と気づき。様々な情報と勘を頼りに捜一刑事として今回の誘拐事件に携わり、解決の糸口を探る。
    ダイナミックかつシンプルに描かれる警察小説。これからシリーズ作品を読んでいくつもり。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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