第四の壁 アナザーフェイス 3 (文春文庫 24-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167787035

感想・レビュー・書評

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  • 5月ー7。3.5点。
    大友の、昔所属した劇団での殺人。
    連続に発展か。
    台本に沿って殺人が。犯人はかつての仲間と
    しか考えられず。
    読みやすい。まあまあ。主人公は、復帰したらどうか。

  • 電子書籍で読了。
    元役者の刑事が活躍するアナザーフェイスシリーズの第3作。

    もともとリアリティを「売り」にしたシリーズではないにしても、舞台の脚本通りに連続殺人(未遂)事件が起こるという今回のストーリーはあまりにも浮世離れしており、一昔前の古典ミステリーのような展開と現代の警察小説の組み合わせには、正直かなり無理が感じられた。

    何より、勝手にシリーズのヒロインになるのではと期待していた前作のヒロインが全く登場しないのが、個人的には最も残念な点。

  • 警視庁の刑事総務課に勤める大友鉄はかつての敏腕刑事。妻を亡くし、今は子育てを優先するために事務職をしているが、かつての上司が腕を鈍らせない為と称して重大事件に投入する。

    子育てしながらの捜査が生活感を主人公のキャラクター与えていて面白い。

  • テツが前2作とは別人みたいでした。
    あれだけ息子のことを考えて動いてた部分が今作では全く出てなくて
    その豹変ぶりに違和感を感じたというか納得いかないというか…

    大友鉄というキャラクター自体は好きなので次に期待したいです。

    • dkchiさん
      初コメント(笑)
      子供の事よりも当時の仲間への思いが優先されて、気持ちが青春時代に戻っちゃったからでしょうね。
      初コメント(笑)
      子供の事よりも当時の仲間への思いが優先されて、気持ちが青春時代に戻っちゃったからでしょうね。
      2012/05/25
    • メリーさん。(或いは)めぇー。さん
      > dkchiさん
      初コメありがとうございます♪(笑)
      なるほど~(膝を打つ)。再読するときはその辺注意して読んでみます。
      > dkchiさん
      初コメありがとうございます♪(笑)
      なるほど~(膝を打つ)。再読するときはその辺注意して読んでみます。
      2012/05/26
  • 2012.5.11読了。

    このシリーズに見事にハマってしまって、ちょっとの移動時間も無駄にせず、3作を4日間であっという間に読んでしまった。これだから読書はやめられない。面白かったー。
    ただ第3弾、何故だか前半が読み進めるのがしんどい!中盤になるとグングン引き込まれるんだけど、前作2作のハマり感はなかったな。だからちょうどこれで終わりなのが良かったのかも。
    また間を開けて、このシリーズ待ってます!

    大友が菜緒を語る「誰でも、自分がイメージする自分の強さがあると思うんだ。この程度の人間には負けない、この程度の状況だったら挫けない…」。なるほど〜。何か納得。

  • 読むのがどんどん苦痛になっていく本。
    展開はスローで、主人公の青春時代のもて体験と、
    今の自分の妄想じみたもて予感がうざい。
    推理小説というより、イケメンのイクメンがもててます日記。
    アナザーフェイスは一巻が一番おもしろかったなあ。

  • アナザーフェイスシリーズとしては3作目となる本作だが、1作目で感じた堂場作品らしからぬ特色は段々薄れてきたように感じる。。。
    もちろん堂場作品の刑事としは異色のキャラクター性を有した大友鉄の存在感は損なっていないものの、シングルファザーとして仕事だけではなく育児にも励む生活感だったり、"アナザーフェイス"として変装を活かした独自の捜査だったりといった部分が描かれなくなってきたかと…

    ま、今回は大友が過去に所属していた劇団が事件の舞台となっているので、当然の如く事件の関係者は過去の知り合いであったり、現役の役者が居たりもするから大友の"元役者"としての特性は活かしにくい環境下でもあったのだろうが。。。
    一方、自分が所属していた劇団で起きた事件で、しかも事件発生を目撃していただけに珍しく自分から捜査に首を突っ込むものの、昔の仲間を取り調べる事に対する葛藤が生じたりといった大友の悩めるキャラクター性は健在で、今回は更に自分の過去とも向き合いながら展開されていく。その意味では、大友が刑事という職業を何故選択したのかといった部分にも触れられているので、シリーズとしては重要性の高いエピソードであったように思う。

    …ただ、劇団が公演していた脚本と事件とを絡めた展開で、大友が過去に演じた探偵役とのオーバーラップや脚本が完成するまでの経緯だったりといった部分に本シリーズならではの要素を取り入れたのは分かるけど、何か今一つ中途半端な感じがしてしまった。。。

    それと、このシリーズ内における追跡課の存在が明らかになったけど、この辺の伏線は何処かで回収されるのだろうか…

  • 劇団や舞台をまさに舞台とした事件で、いつもより入り込みにくい感じでしたが、さすが堂場さん!どんどん誘導されて読み進められてしまうようで面白かったです

  • 元役者の刑事、大友鉄が主人公の警察小説。

    警察小説らしく聞き込み調査でストーリーが進んでくのですが、
    今回は主人公が大学時代に在籍してた劇団内で起こった事件で、「大学時代の自分と仲間たち…と「現在の刑事になった自分と役者として活躍してる仲間たち」…との対比関係が丁寧に描かれており、ただの警察小説とは違うものになっています。

    なので、警察小説にありがちな事件が停滞する場面でも飽きさせずに続きが気になるような話で読んでて楽しかったです。

  • シリーズ3作目ですが、今回は昔の演劇仲間の内輪話って感じで、
    私としてはちょっと物足りなかったなあ・・・

    このシリーズ、今度仲村トオルさんで2時間ドラマになるそうで、ちょっと楽しみ
    共演は黒谷友香、木村祐一、光石研、六角精児、鈴木福、吉行和子、宇崎竜童ってなってるし、福君は息子で、吉行さんがお義母さんは間違いないでしょう
    まあ、原作の雰囲気を殺さないで欲しい

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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