- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167788018
感想・レビュー・書評
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万城目さんのエッセイ1作目。
昔、文庫版が出た時に読んで以来の再読。やっぱりラストのモンゴルに行った時の話が1番好き。「自然の中で自由に暮らしたい」なんて、ある種逃避めいた考えを実体験を元にぶち壊してくれる。「ああそうだよな、そんなうまい話無いし今いる場所で頑張んないとなー」と思わせてくれる快作。
この一編の為だけでも、本書を手に取る価値は十分だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カテゴリは小説にしたけどコラムだな。
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ひとつひとつのエピソードに笑いがあり、面白い。かと思えば、ほろっと泣ける話もある。つぎはどんな話かなとページを捲るのが楽しみになる作品。
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読めた!おもしろかった!
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著者初のエッセイ集です。
『虚航船団』など読者を驚かす発想を生み出した鬼才・筒井康隆に、『着想の技術』という本があります。それになぞらえていえば、本書はマキメ版「着想の技術」でしょうか。『鴨川ホルモー』や『プリンセス・トヨトミ』といった怪作を生み出した知性の実演を見ているような印象を受けます。
もちろん筒井の本と同様、ほとんど名人芸の領域であって、「技術」として学べるようなものでありません。読者になしえることは、笑いつつ、ひたすら感心することだけなのではないかという気がします。 -
2020.2.6
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たまに「ふふぇぁっ」って一人で笑ってしまうようなゆるいエッセイなのに、完全に油断しているところ、ふと泣ける話を入れてくるのやめて欲しい。
両方の理由により、電車内閲覧危険。 -
「チャララリララ~」
に当てはまる曲をいろいろ探してしまう。
おもしろい。
発想や行動力、すごいっす。 -
万城目学さん、エッセイ「ザ・万歩計」読了。「鴨川ホルモー」という突拍子もない物語を書く万城目さんのエッセイってどんなだろうと興味を持ち手に取った本。いやー、面白かったです。デビュー前の会社の出来事。作家を目指したきっかけ、過去にあった事をあの万城目節で面白可笑しく綴っています。家族、友達、ペットの話など、なかでも中学生の「地理、公民」授業の話が、ドハマリでした。男性なら誰でも共感できる内容。本当に読む場所には気を付けましょう。読んでみて、万城目さんはチャレンジ精神旺盛な方なんだなと感じました。是非♪