爆笑問題・太田光と私 奥さまは社長 (文春文庫 お 53-1)

著者 : 太田光代

• 文藝春秋 (2010年10月8日発売)

感想・レビュー・書評

[twostrangersさんの感想 · 2010年10月17日]

　もしも理想の夫婦は、と問われたら、わたしは間違いなくこのふたりを挙げる。結婚もしていないし、予定もないけれど、「爆笑夫婦問題」を読んだときから、いや太田光と太田光代のなれそめを知ってから、ずっとそう思ってきた。ラジオかテレビ、それとも太田光の著作だったか。もう10年以上も前の話だ。

　このふたりの（それとも太田光の？）すばらしいところは、なんといっても「相手を知り尽くすことなどできない」と常に思っているところだ。人と長く付き合っていて、相手が自分にとっておもしろくもないものになってしまうことは往々にしてよくあって、退屈が関係を鈍くさせる。でも、考えてみれば、生まれた環境も過ごした時間も違う相手を、しかも自分と知り合ってからなお進み続けている相手を知り尽くすことなどできないわけで、おそらく鈍化は「自分と一緒にいる=なにもかもいっしょに進んでいる」という思い込みからはじまっているのだろう。

　反省させられる。友人、恋人、親、すべての人間は変わる。自分がきちんと変化をおもしろがるアンテナさえ張っていれば、自分の人間関係はもっとおもしろいなるはずなのだ。

[mochi-51さんの感想 · 2012年5月6日]

昔、爆笑問題のラジオを聞いていた。
そこで聞いていた社長のイメージとは全く違うストーリーだった。

ラブラブじゃん。
いい夫婦だと思いました。

[bikkotsuさんの感想 · 2012年1月3日]

奇書だなあ。
本としては面白い。
才能をマネジメントすることの難しさ、面白さが激しく伝わってきます。　
自分と照らし合わせて読むと、凄く疲れます。ここまで人生、燃焼してないなあ。したいのか、って話もありますが。

[realmasahiroさんの感想 · 2010年10月25日]

濃密。