たまさか人形堂物語 (文春文庫 つ 19-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801441

感想・レビュー・書評

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  • 思ってたよりつまらなかった。内容の物足りなさもさることながら、文章が上手くないことが要因かな。主語が抜けてることが多くて、誰の行動なのかがすぐに分からず、読み進めてやっと推測できる有様。暇つぶしには向いてるかも。続編も同時に借りてしまったのだが、読まなくてもいい気がする。

  • 文章が読みづらく私には合わなかった。
    評価高かったのに残念

  • 元少女小説作家さんらしい作品。少女小説というジャンルは(控え目に言うと)どちらかといえば好きなジャンルなので、あとがきに、次回作をにおわせるニュアンスがあるのはとても嬉しい。

  • もともとホラー畑からこの作者に入ったが、むしろこういった作品の方が断然面白い。
    短編連作としての上手さが光っている。

  • ラブドール屋さんのキャラが好き。続編出れば読む。

  • 面白かった。
    ゆったりしたくなったらまた読みたい。

  • 祖母が残した人形店を継いだ澪。「諦めてしまっている人形もお持ちください」と掲げ、人形マニアの店員と、過去の知れない職人の三人でなんとか切り盛りする店に持ち込まれた人形にまつわる謎を解くミステリです。
    一応ミステリとしましたが、謎があるようなないような。あったとしても、ちゃんと解決したかというと微妙なところ。日常の謎とすれば、真実が解明されなくても心理的な解決(人間関係が改善するとか、目下の憂いが晴れるとか)ができれば十分なはずなんですが、この作品に関してはそれもできていないように感じます。一冊読み終えても、三人の個性や関係が見えてこない。そこへ家族だのずっと一緒だの言われても「あなたらそんなに仲良かったっけ?」と首をかしげてしまいます。各話でそれぞれ違うタイプの人形を扱ったり、それに合わせた雰囲気を作ろうとしたり、工夫は感じられるんですが、作品の方向性が定まらないままラストを迎えてしまったようなまとまりのなさ、中途半端な感じが残ってしまいました。

  • 主人公がおじいちゃんから受け継いだ人形修復屋さんを舞台にいくつかの短編。
    それぞれの物語もおもしろかったし、人形に関する蘊蓄も興味深かったし、終わり方も途中で読めたけど希望どおりの結末で☆4つのうえに、出てくる男性陣がみんな変人でそれぞれにいい男だっていうとこでさらに☆1つ追加(笑)。芸術家でもあり職人でもありって、もう私のツボに入りまくりでしょう!!

    この作者の本を他にも読んでみようっと。

  • 他の津原さんの作品とは趣きが異なる内容で、
    ほのぼの感がある平和なお話(人死んでたりしますが・・)でしたが
    とっても面白かったです。

  • 悲しい、つらい、そこはかとなくマイナスな雰囲気を漂わせつつも、
    とても後味のよい、胸に抱きしめたくなるような短編集。

    後書きに、続編を考えているというような言葉がありました。
    読むのがとても楽しみです。

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著者プロフィール

1964年広島市生まれ。青山学院大学卒業。“津原やすみ”名義での活動を経て、97年“津原泰水”名義で『妖都』を発表。著書に『蘆屋家の崩壊』『ブラバン』『バレエ・メカニック』『11』(Twitter文学賞)他多数。

「2023年 『五色の舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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