- Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167801700
感想・レビュー・書評
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数年前に「映画欠席裁判」のどこかの巻を読んだとき、
「この人たちは有名どころの作品を貶めることで、『おれたちは大衆とは違った鋭い感性なんだぜ』ってことをアピールし、優位に立ちたいだけなんじゃないか」
という感じを抱いたのだけど、いやすみません、当時は間違っておりました。
あの頃よりはるかに映画を見、また人生経験も積んできた今になって二人の対談を読むと、二人は本当に映画を愛し、愛するが故の罵倒であることがよくわかる。
終わってからその価値に気づいた僕が言うのはアレだけど、このシリーズ、もう新作が見られないのはほんと惜しいなあ。 -
著者が映画を切りまくる本。
町山さんは大好きなんだけれど、残念なことに紹介されている映画のほとんど知らなかった。
ここ最近の映画でまた作り直してくれることを期待! -
いやー、面白かった。
後継ぎ(子供)がおるおらんでやはり考えは変わるのですな。 -
図書館。
学んだこと
・作り手の業が深ーくこもっている作品は、(良かれ悪かれw)印象に残る
・多数決はアテにならない
・自分が好きだと思える作品を信じとけ
・いいものも悪いものも見てこその批評家だろがぃ
世の中で新しく生まれる面白い映画が減っていくのは悲しい… -
ある程度映画を知っていれば、おもしろいです。下ネタに耐性が必要ですけど。なんというか、テレビ東京 午後のロードショーで放映されるような作品まで言及するのは、すごいです。難を言えば、さくいんを入れて欲しかったです。メインだけじゃなくて、派生的に扱った作品もレファレンスとして引けると楽しめると思うので。
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ボスの机の上から拝借した本。なるほどと思ったり、笑わせられたりもしたが、自分の観知って、分析もした作品数本については「うわ、この人たち浅っ」と思って途端に小物くさく感じたのも本当。スタイルの違いが大きいのだろうけど。
そういうことがあったためか、単純に<寄せ集めした本>の宿命か、途中で飽きてきて、全部読む気にはならない。とはいえ面白かった。本日ボスに返却済。 -
図書館本。
『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』シリーズ3作の再編。なので読んだことある章もけっこうあった。にもかかわらず声出して笑っちゃうような傑作やりとりが盛りだくさんで、文庫になったこの機会に購入しようと決意。
映画秘宝での連載が終わってしまったのは残念だけど、終了間際にかけての邦画批評のツッコミや怒りは確実に秘宝ファンや現在の日本映画業界を疑問視している映画好きに共有され、役目を終えたのかもしれない。 -
単行本版の3冊を読んでいても、やっぱり面白い。ベスト盤なので話の追加は無いけど、宇田丸さんの解説が追加されている。その内容も二人への尊敬と畏怖と軽い軽蔑?満載でグッと来た。今回もまた同じ箇所で笑ってしまった。。。チャーリーズエンジェルの話が一番笑えるかな。あと、蓮見センセイとのシンクロ率の高さも最高。