追撃の森 (文春文庫 テ 11-21)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812065

感想・レビュー・書評

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  • 森の中の追いつ追われつの場面は本当に迫力があった。そこにある草の匂いや木のざわめきまで聞こえてきそう。手に汗握る場面で一気読み。結末はまあ、どんでん返しはどんでん返しなのだが、前半、中盤に比べて静かに終わる感じかな。

  • ディーバの新作でノンシリーズもの。どんでん返しはもうお約束ですが、
    今度はこう来たか!
    ただ、どんでん返されるだろうなと思って読んだので、
    その衝撃はかなり緩衝されてますが。
    ディーバ未読の人にはナイショ。

  • 二人の女vs二人の殺し屋。
    夜明けまでの死闘。
    国際スリラー作家協会最優秀長編賞受賞の超緊迫サスペンス。

    ディーヴァーの持ち味であるどんでん返しは今作でも健在なのだが、
    それほどまでに驚く展開でもなかったし、
    今回は非常に読みにくい。これは訳が悪いのだと思うが……。
    しかし「Ⅰ4月」の終盤と「Ⅱ5月」は一気読みだった。

    原題は”The Bodies Left Behind”、直訳で「取り残された死体」だが、
    作中では「置き土産の死体」と訳されている。
    これはダブル・ミーニングであり、一見冷酷な殺し屋・ハートと女性保安官・ブリンが繋がりを見出す言葉なのでもあった。

    ミステリ:☆☆☆
    ストーリー:☆☆☆
    人物:☆☆☆
    読みやすさ:☆☆☆

  • KL 2012.8.18-2012.8.26

  • おかしいなあ、ディーヴァーなのに何でワクワクしないんだろう。何とちょっと退屈だったりして。途中からは斜め読み。ストレートな追跡サスペンスではなくて、大どんでん返しがあるとわかっているのに、それが珍しく楽しくなかった。何で??ディーヴァーなのになあ…。

    • えりっっそんさん
      はじめまして。
      翻ミスシンジケートの名古屋読書会レポートはご覧になりました? 後編に載ってる『追撃の森双六』がとても気になるのですが、ネタバ...
      はじめまして。
      翻ミスシンジケートの名古屋読書会レポートはご覧になりました? 後編に載ってる『追撃の森双六』がとても気になるのですが、ネタバレらしいのでグッと我慢している未読者です。ちょっと退屈なんですかぁ……うーん。

      ↓読書会レポート後編
      http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20120812/1344726507

      2012/08/16
    • たまもひさん
      nakaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

      名古屋読書レポートは教えていただいてはじめて見ました。双六にはびっくり!面...
      nakaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

      名古屋読書レポートは教えていただいてはじめて見ました。双六にはびっくり!面白そうですね。

      他の方の感想にあったのですが、ディーヴァーをずっと読んできてなまじ思い入れのある人には本作はちょっと辛いかも、とのこと。同感です。「逃走」というサスペンスには着地点がありますから。でもあくまで好みの問題であって、ディーヴァーじゃなかったら面白がって読んだ気がします。まったくわがままな読者で申し訳ない限り。

      ライムかキャサリン・ダンスのシリーズを楽しみに待つことにします。
      2012/08/16
  • シリーズ物以外の長編を読むのは初めてでしたが、流石はディーヴァーと言ったところか。
    最後まで隙の無い構成に見事な展開、そして得意のどんでん返しと引き付けて離してくれませんでした。
    ただ、ちょいちょい訳で気になるところがあったので、やっぱりいつもの池田さんの方がいいなぁと思ってしまったりも…

  • 映画化された「ボーンコレクター」の原作などで有名なミステリー作家、ジェフリー・ディーヴァーの文庫版長編最新作です。僕の大好きな作家の一人です。本作はシリーズ物ではなく単独作品です。流石、外しませんね。シチュエーションは非常にシンプルで、人里離れた山荘のある森の奥地で行われる二人の女と二人の殺し屋の戦い。内容の7〜8割は簡単に言えば森の中の鬼ごっこで、彼の作品に慣れている方にとっては少々退屈にも感じる内容。しかしそこはディーヴァーですから、終盤でキッチリどんでん返しで落としてくれます。3クォーターまでの一見冗長に思える内容は長いフリだったかのようです。ただ彼の他の作品「魔術師(イリュージョニスト)」や「ウォッチメイカー」ほどスリルのある内容でなかったのは確かです。彼の作品を未読の方は一先ず上記二作をオススメします。ミステリ好きで彼の著作のを読んでいないのは、損以外の何者でもありませんので。

  • 8月1日読了。図書館。

  • 訳がなあ。随所で気に入らない。悪くはないんだろうけど、ライム・シリーズとは違う訳者だよな? 同じなら恥ずかしいが。

    深夜の森林で繰り広げられる追撃劇は、まさにディーヴァーだと思った。思わず引き込まれてしまう。

    一方、次章は完全に趣が変わる。読了後の感想は、「ただの後日談ちゃう?」である。若しくは、勧善懲悪に縛られた強引な収束。

    これは、ホンマにディーヴァーの狙いなのか?

  • この人の本は最低限の面白さはもう、保証されているようなもんで、
    今作においてもやっぱりそう。
    文章が上手いんだな。翻訳者の力もあるけども。

    段々と、読む手が止められなくなり最後は「アァ、そう来るか」と
    ワクワクさせてくれる。

    今作においてもどんでん返しがあるけども
    インパクトが強いかと言われるとそういう感じはしなかった。
    この裏にまだあるんじゃないかと、ページ数が少なくなっても
    疑いながら読んでいたからかもしれないが…。

    物語の終わり方がなかなか良い。
    本としてカッコいい終わり方である。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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