追撃の森 (文春文庫 テ 11-21)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812065

作品紹介・あらすじ

襲撃された山荘から逃れた女性を守り、森からの脱出を図る女性保安官補。
決死の逃走の末の連続ドンデン返し!

ジェフリー・ディーヴァーの新作が文庫オリジナルで登場! ITW長編賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • ドキドキ感とどんでん返しはリンカーンライムシリーズの方がある。ハートを殺したのは誰なんだろう。グレアムかブリンか。マンキウィッツか。あやしいと思ってた人はみんな案の定だった。特にミシェルは絶対普通じゃないと思った。

  • 2008年発表
    原題:The Bodies Left Behind

  • 狭い範囲の行軍
    大自然と敵を相手に・・・
    イライラしたり
    いつものディーヴァー

  • 「次から次へと」

    まさにジェットコースターだ
    そしてこのジェットコースターが長い
    ぐったりするぐらい長い
    ようやくスピードが収まってやっと終わりかと思った途端に急加速「次から次へと」どころじゃない「次から次から次から次からあーもういい加減にせい!」だ

    追いつ追われつ、追うものを追うもの現れ、追うものを追うものを追うものが逆に追われって『追撃の森』過ぎるだろ!ってなんだ『追撃の森』過ぎるだろって

    まぁどうせ 一番犯人ぽい奴が犯人じゃなくて、一番犯人ぽくない奴が犯人なんだよ
    でもディーヴァーは一番犯人ぽい奴が犯人じゃないと思わせておいてやっぱ犯人でしたーってパターンもあるし、一番犯人ぽくない奴が犯人と思わせておいてやっぱり犯人じゃないと思わせておいてやっぱりそのまんまやないか!というパターンもあって、やっぱ一番犯人

    あーもう!


    あーもう!(二回)

  • 大好きなジェフリー・ディーヴァーの新刊。
    流石ディーヴァーです。面白かった。

    お話は911通報を受け人里離れた別荘地に様子を見に行った保安官補のブリンは殺し屋の襲撃を受け間一髪森に逃げ込む。
    道連れは被害者宅から逃げ出した女性。
    壮大な森の中で繰り広げられる追跡劇。
    ディーヴァー持ち味のひねりの効いたストーリー満載です。

    作中で??と思う部分は沢山あったのですが、最後では「なるほど」という結末でした。
    しかし、謎解きが少々遅いので??感を持ちながら読み進めている間は
    「ディーヴァーにしてはご都合主義の展開だな」と思ってしまいました。

  • ジェフリー·デイーヴァー。森の中の別荘で夫婦が殺された。通報を受けた女保安官が殺し屋と鉢合わせし、夫婦の友人である女と森へ逃げ込み、殺し屋はそれを追う。
    罠をかけたり、かかったりしながらの逃亡劇は予定調和感があるが楽しめる。あとがきで書いてあるとおり、女保安官と殺し屋の一種のシンパシーについてもう少し触れてほしかった。

  • 通報で森の別荘を訪れた女性保安官補ブリンを殺し屋の銃撃が襲った。逃げ場なし――現場で出会った女を連れ、ブリンは深い森を走る。時は深夜。無線なし。援軍も望めない。二人の女vs二人の殺し屋。暁の死線に向け、知力を駆使した戦いが始まる。襲撃、反撃、逆転、再逆転。天才作家が腕によりをかけて描く超緊迫サスペンス。
    原題:The Bodied Left Behind
    (2008年)

  •  広大な森の中でプロの殺し屋に狙われる女性警官と被害者の友人女性、犯人から逃げながら心の中でわだかまる女性警官の家庭問題とその夫の苦悩等、事件解決後に自分の過ちに気づく妻である警官ブリンに好感が持てる。ただストーリーの途中で犯人像が浮かんでくる所や終盤矢継ぎ早にブリンが犯人の逮捕に繋がる行動が出来る所が少し不自然。

  • 森の中を殺人犯から逃げ続ける400ページ。
    残り200ページ弱で読者は何度も裏をかかれる。

  • ミステリー・サスペンスに登場するアメリカの舞台は、ニューヨークをはじめロスやシスコ、ちょっと外れてもシカゴやフロリダがお馴染みのところ、この物語は、ウィスコンシン州ケネシャ郡の森と湖、多分一生自分には行くことのない場所で繰り広げられる命がけの追いかけっこ。
    ほとんどが暗い森の中で、文字通り山あり谷ありの、主人公プリンと殺し屋ハートの先の読み合いとトラップのかけ合い。
    ハラハラドキドキして、先を読まずにいられない。

    最初の別荘襲撃事件の真相は、ほとんどサイドストーリー化していて、最後の章でやっと謎解きが進むが、途中全く気にならないほど追撃場面に引き込まれていた。

    プリンの家族の物語は、やや消化不良だけど、全体として映像的な面白さは満点。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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