アンダー・ザ・ドーム 4 (文春文庫 キ 2-43)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812294

感想・レビュー・書評

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  • 最後の展開予想外でしたがサイコーでした。さすがキング!でもこの帰結は賛否両論あるかもですね!

  • 著者の名前は勿論以前から知っているが読むのはおそらく初めて。

    話題作からではなく初期の作品から読み始める身としては異例だが、BSのDlifeでやるのが通勤中の吊広告にあったので見始めたら、原作があるのでとりあえず読むかと図書館をあたったら、文庫版は出たばかりなのに、結構すぐに入るものだという事がわかった。

    これから遡って全作品を読もうと思うリストに追加しておかなければ。

    ドームに閉ざされた街で何が起こっているかと考えれば大きな意味で密室ということで、その中で人が殺されれば密室殺人で、狂気的な人間が次々に殺害をすればホラーになって、どうやればドームを消せるかまたは出る事ができるかを考えればパニック物と考えられる。

    まあ、四巻もあるからいろいろ組み合わせるのだろう。

    著者あとがきにもあるが「登場人物がどっさり出てくる長篇がすき」らしくたっぷりでてきて大変だった。

  • ある日、田舎町がドームの中に閉じ込められた。そこから広がるパニックと悪意、その結末やいかに。
    冒頭から掴みはバッチリ、一気に走り終えたような爽快さがある。
    四巻の結末にて少々、引っ張りすぎかなと思いつつもラストまでグイグイと力技で引っ張るのはさすがの巨匠、この真似は誰にもできない。

  • 大味

  • やっと読み終わった。500ページ以上の文庫本全4巻、2000ページ超!いつかは読みたいと思ってたけど、このボリュームに圧倒されてなかなか手が出なかったが、よーやく読了。

    人知の及ばない力で、謎の透明な壁で遮断されてしまった街に起こるパニックを描いている、密室孤島モノといえば王道中の王道なのだが、凝ったミステリー要素はない。

    パニックが起こり人が死に物が壊れ、その混乱に乗じて暗躍しようとする悪者がさらに事態を悪化させ、それでもほんのわずかな善意の人たち(子供たち犬たち)が踏ん張ってサバイバルする。

    キングらしい小説なんだろうな、グリーンマイルみたいな感動部分は少ないが、パニック小説としての勢い厚みスピード感は、読みごたえ十分。心して読まないとエネルギー切れしてしまう。

    あと、悪役どもの憎らしさがたまらん。実生活に支障出そうなレベルでイライラした(ヲイ!)。ビッグ・レニーとジュニア親子にその一派、よーあんなクソなキャラクター造形考えつくなぁ(誉め言葉です)と感心してしまう。

    読んでスッキリ爽快…という風にはならないが、質量ともにパニック小説の傑作であることは間違いなし。読む際には時間がたっぷりとれて、心にも余裕があって、できれば思いっきり平和な環境(長期の休みでゴロゴロできるときとか)なんかが良いと思う。俺みたいに通勤電車で細切れに読むと、イライラを切り替えるのに時間を要して目が三角のまま職場に入ることになりかねないぞ(笑)

  • 文庫本で全4冊、各巻がそれぞれ500ページ以上あるので、総ページ数が2,000ページを超えるという、とんでもない超大作。
    しかも、主な登場人物のリストが4ページもあり、実際に登場する人物は遥かにこれを上回る。
    実は、単行本で一度挫折した経験があるのだが、その理由は、この膨大な登場人物の行動や相関関係を理解するのに苦しんで投げ出したんじゃなかったかという気がする。
    今回改めて通読して感じたことは、よくもこれだけの架空の人物を登場させ、しかもそれぞれの人物がちゃんと「生きて」いて、最後まで破綻していない、という、圧倒的なリアリティを持っているということだ。

    キング作品にある感動的な展開はあまりないのだが、架空の町の架空の人物たちによる闘いの模様は、2,000超ページを通して圧倒されるばかりだ。

  • ホラーではない、ドラマをテレビで見たという理由で本作品読んでみた。ドラマとは少しストーリーが違っていて面白くもあったが、期待値には少し及ばない。でも、非ホラーは今後も読んでみたい。

  • 2017/9/26購入
    2018/8/27読了

  • 【スピルバーグ×キングでTV化の話題作】脱出不能の壁に閉じ込められ、独裁者の恐怖政治が敷かれた町。そこに迫る壮絶な破滅とは? 巨匠の超大作、圧倒的クライマックスへ。

  • 謎のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。恐怖政治は暴走し、反対勢力は死刑宣告され、ついに町にカタストロフィ「業火のハロウィン」がやってくる。最後まで突っ走る大破壊はさすが巨匠の筆力!良い!

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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