羽生善治 闘う頭脳 (文春文庫 は 50-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167905835

感想・レビュー・書評

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  • 将棋
    対談

  • 2018/3/25

  • これはねえ、個人競技(スポーツでも格闘ゲームでもいいよ)や個人創作(私の場合は音楽ですね)をやってる人はみんな読んだ方が良いよ。人生変えられるし、人生救われるよ。

  • 戦う頭脳
    羽生善治
    2018年2月12日読了。

    羽生さんの思考力、勝負力、発想力、人間力、持続力をテーマに当時の記事やインタビューなどをまとめて書いたところもあり、七冠制覇あたりからの当時の様子が分かり、「そうだったのか」という昔話もあってかなり面白かった。
    将棋は本当に1つの大悪手で大逆転が起きてしまう。羽生さんが記憶に残ってる負け試合として、指した後に3手詰めになった対局もあるが、もうそれ以上はないだろうと思ってたら、木村一基九段との対局で、指した後に一手詰めの状況になってしまったとか。
    逆に、永世名人をかけた森内名人との名人対局で、森内名人が大ポカをして羽生さんの大逆転になったとか。
    羽生さんが将棋を目指すきっかけは谷川先生。そして、棋士の中で天才と思う棋士は誰か?という問いには谷川先生を上げてます(2007年当時)
    それぐらい谷川浩司の出現は棋界に影響を与えたと。
    他にも、チェスのガルリ・カスパロフの前に伝説のチェス王者と言われていた、ボビー・フィッシャーの話しも面白かったです。
    2004年当時、日本にいたフィッシャーが出国しようとすると出入国管理法違反で拘束されてしまった。
    それを受けて羽生さんは小泉純一郎首相に手紙を書いています。なんて話しも。
    他にも羽生さんのプロポーズした場所の話とかもあり面白かったです。
    羽生さんについて、そして将棋界についてまた色々と知れる一冊でした。

  • 前代未聞の永世七冠を達成した羽生の対談集の寄せ集め。
    1996年の七冠を達成する以前から2015年まで。

    棋譜などはないので、将棋に興味ない人も読めるかと。

  • 羽生さんの色んな記録がつまった1冊。ラストの阿川さんとの対談、それまでの羽生さんとは違った明るいキャラになっているのがおもしろい。

  • 色々な方との対談が盛り込まれた書。

    羽生さんがこれだけの結果を出せている理由はわからないが、勝負というよりも淡々と将棋を追及している姿勢に、別世界を歩んでいるように感じた。
    色々な対談から羽生さんの人となりが感じられる。

  • 棋士・羽生善治氏が語る「自分にとっての将棋」。
    過去の対談やインタビューをまとめたようなもの。


    プロ棋士なので、「勝つ・負ける」の世界に生きている人ではあるのだが、それはむしろ結果的にそうなっているだけで、本当は純粋に「将棋にはどれだけの形があり、どれだけの世界が広がっているのかを知りたい」ということが根底にあるだけなんじゃないかと思った。

  • 羽生さんへのインタビューや解説記事(たまに自身のコラム)が時系列順に並んでいて、羽生さん自身の考え方の変化が非常に興味深い。解説者も後から見返すとかなり頓珍漢なことを言っていたりと、時代性も見える。ひらめきと直感に分ける考え方は非常に参考になる。麻雀のような運の要素の強いゲームの方が実力差が表れるという発想はしたことがなかった。

  • 基本的には過去の記事を寄せ集めたものとなっており、それも他分野の著名人との対談だったり七冠達成時のインタビューだったりで現在進行形で将棋界を追っている自分にとってはさほど興味がわかなかった。

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著者プロフィール

1970年9月27日、埼玉県所沢市生まれ。1982年、関東奨励会に6級で入会。1985年12月、プロ四段に。1989年、19歳で竜王獲得。これが初タイトルとなる。以降、数々のタイトルを獲得。1996年には、当時の七大タイトル(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)全冠独占の快挙を成し遂げる。2017年に、八大タイトル戦のうち永世称号の制度を設けている7タイトル戦すべてで資格を得る、史上初の「永世七冠」を達成した。タイトル獲得は通算99期、棋戦優勝45 回(ともに2022 年6月時点)。主な表彰として、2007 年特別将棋栄誉賞(通算1000 勝達成)、2018 年国民栄誉賞、同年紫綬褒章。さらに2022年、史上初の通算1500勝を達成し、特別将棋栄誉敢闘賞を受賞。将棋大賞は最優秀棋士賞など多数受賞。

「2022年 『改訂版 羽生善治のこども将棋入門 中盤の戦い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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