女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 9589
感想 : 784
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167907082

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いから渡されて読み始めた。ドライブ・マイ・カー、イエスタデイ、独立器官までは面白く読めたが、その後は変わり映えのない内容に感じてしまい読むのをやめてしまった。自分が選んだ作品ではないから余計かもしれないが、久々のしんどい作品。また期間を開ければ興味深く読めると思うが、お借りした本なので早く読み終わって返さなければという意識も邪魔したのだと思う。じぶんがおもう短編の良さの「休み休み読める」をなくしてしまったのがよくない。そういう意味では本の読み方を考えさせられた作品。

  • 回りくどい言い方とか必要に感じない言葉選びが目について没入できたと思えば入ってこなかったりして読みにくかった。
    同じ作者の他の作品でも思ったがもれなくこの本でも同様だった。
    作者には寝取られの性癖があるのかと思うほどことごとく主人公が寝取られていた。

  • ノルウェイの森以来の村上春樹作品。ドライブマイカーを含む短編集。
    心情の書き方が鮮明だが、男性目線なので共感しづらい。いつか楽しんで読める日が来るのかな。

  • アカデミー賞 国際長編映画賞を受賞した映画を見てから読んだ。
    本は短編集だが、映画との違いを比較しながら読むのもひとつの楽しみにはなる。

    しかし最後の『女のいない男たち』は私の読解能力の低さからか、内容が結局よくわからなかった。
    以前、何冊か村上さんの作品を読んだことがあるが、その時も思ってしまったのだが、村上ワールドはどうも私の肌には合わないらしい。

  • 2022.4.2 読了

    亡くなったり離婚だったり様々な形で女を失った男たちの物語
    村上春樹のまわりくどい文章は嫌いではないのだけれど短編だとそこから何かを読み取るには手掛かりが足りなくて…私には難易度が高過ぎました。

  • 性交の話ばかり。
    内容も古臭く感じる。

    『ドライブ・マイ・カー』が、どのような映画なのか、むしろ気になる。

  • 300ページしかないのに、やっと読み終わったーって感じ。どれも心がズーンってなる。
    自分にはほぼ理解できなかった。例え話とかも出てくるけれど、それすらよく分からない。村上春樹の文は海外文学を読んでいるような感じと、詩的でワイルドさ?がある気がする。これが村上春樹なら、私は苦手だと感じた。
    ただ、唯一「イエスタデイ」は好きだなと感じた。木樽の選択や考え方がどれも突飛で面白いと感じた。

  • 村上春樹やっぱり解せぬ。寄せては返す穏やかな波をぼーっと眺めているような感覚になる。着地はどこなのか、、女のいない男たちに共通する点は、、?

  • 少し前に映画『ドライブ・マイカー』を観たので再読した。収録されているどの短篇でも、男性を象徴的に救う役割を女性に負わせすぎている点が鼻についた。しかし喪失の描き方や、文章の読みやすさはさすがだと思った。

  • 短編で読みやすかったです。
    私には少し難しかったです。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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