- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167908843
感想・レビュー・書評
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国会議員の不正疑惑のため、今回は飲み屋で潜入調査をするお馴染みの二人組。美味しそうなレシピの数々と、柳刃の歯に衣着せぬ本質を突いた言葉が心に残る。
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今回もおいしそうだったなー。枝豆とそら豆が印象的だったかも。あとお肉!食欲を刺激する読書ってなんか好きだなあ。
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就活生、ブラック企業のサラリーマン、ヤクザ見習い、ときて今回の水先案内人は国会議員秘書。毎回毎回、料理というメインテーマはブレずに持ちながらジャンルの違う小説世界に溶け込ませるのはすごいなぁと感心。今回も政治小説としての体裁がしっかりできているように感じた。
ただ個人的にはドラマの盛り上がりは前作の方が良かったかな。今回は柳刃さん達が裏方に徹しすぎて、後半まであまり活躍がなかった気がした。
ただ毎度お馴染みプロローグの、前作の登場人物のゲスト出演は今回の方が良かった。なんだかほっこりした。
そして料理。今回のは特に作ってみたくなったな。簡単そうだったし。 -
福澤徹三『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』文春文庫。
シリーズ第4弾。今回は政界がテーマで、立ち呑み屋が舞台。面白い!シリーズを読んでいれば、パターンは分かっているので、そろそろ柳刃竜一が…と思うのだが、柳刃の作る料理と時々繰り出す人生訓に惹かれてしまい、ストーリーにのめり込んでしまう。
この作品が何故パターンが分かっていても面白いのかと考えてみると、このパターンは水戸黄門の黄金パターンと同じなのだ。
①実際の主人公は柳刃竜一なのだが、最初は一般人が主人公として描かれる。②謎の男、柳刃竜一が主人公の前に現れ、料理で魅了する。③いよいよ大詰めを迎えると、柳刃が自らの正体を明かし、主人公の背後に居る悪を懲らしめる。④柳刃は次なる悪と対決するために、静かに去る。
多忙な毎日を過ごす国会議員秘書の28歳の藤堂旬一郎が心を安らげるのは、永田町近くの妙齢の小梅が店主の立ち呑み屋・チドリヤ酒店だった。その小梅が新店長に眼光鋭く、頬に傷がある柳刃竜一だった。再び柳刃竜一と火野丈治のコンビが美味しいつまみ料理で人びとを魅了しつつ、政界に巣くう悪と対峙する。 -
俠飯(おとこめし)シリーズ、第4弾。
国会議員の第二秘書を務める、藤堂旬一郎28歳。
多忙な毎日をただこなすだけになっていないか?
行きつけ(と言っても忙しくてめったに行けないが)の「チドリヤ酒店」の小梅に会うのが唯一の楽しみだったが、ある日、酒造メーカーの社員と名乗る強面の二人組がカウンターに入るようになる。
毎回、悩める青年たちを見守り、ある時は厳しく突き放し、あるいは叱り、励ます柳刃さん。
男子のお仕事小説的な面も毎回楽しみ。
今回は議員秘書の仕事を勉強できました。
政治家は何で金を欲しがるんだろう、と常々思っていましたが、金がないと回らないんですね…
よくわかりました。
裏表紙の紹介文に「読めば読むほど腹が減る」とありましたが、のんべの自分は、おつまみの数々が美味しそうすぎて、呑みたくて呑みたくてたまらなくなりました。
最後になつかしい人も登場して、3巻を読み返したくなりました!
プロローグ――強欲な国会議員と秘書の愉しみ
①ひと手間で旨さ倍増、五分で作れる缶詰フルコース
②超お手軽なのに絶品、毎晩でも食べられる常夜鍋
③宅呑みでもバル気分、ちょこちょこ旨い簡単ピンチョス
④極上ハイボールで乾杯、旨さに驚く激安オードブル
⑤赤ワインがどんどん進む、我が家で作れるビステッカ
⑥浴びるほどビールが呑める、美味しすぎる豆料理
⑦つらい夜こそしみじみ旨い、冷酒が沁みる酒肴の逸品
⑧金はなくとも夢だけはあった。あの頃が蘇る、おふくろの弁当
エピローグ――青雲の志は消えず。心で受け継ぐ任侠の味 -
シリーズ第四弾。今回の舞台は政界、議員秘書のお話。料理は立ち呑み屋で出される酒のツマミ。これが美味しそうで、かつ簡単に作れそう。
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内容(「BOOK」データベースより)
藤堂旬一郎、28歳、国会議員秘書。あまりに多忙な日々に、青雲の志も忘れがち。そんな彼の心が安まるのは、永田町近くの立ち呑み酒屋で店主の小梅に逢うとき。だがある日、眼光鋭く、頬に傷を持つ“新店長”が現れた。この怪しい男のつくるつまみが滅法旨い!読めば読むほど腹が減る、文庫書き下ろしシリーズ第4作。
男たるもの行きつけの飲み屋の1軒や2軒持っておきたいものでありますね。しかもそれが立ち飲みだったりするとさらに大人ですよね。近所にこれだけいい飲み屋有ったら通いたいですが、実際は早く帰って家族団らんしたいので有っても行かないだろうなあ。
さて、今回もお腹が空くメニュー目白押しで、しかも今回は酒の肴がメインで見ているだけで酒飲みたくなってきます。ピンチョスっていう爪楊枝に刺さっているおつまみに憧れますねえ・・・。
話しの筋はいつも通り水戸黄門みたいなものなんでございますが、この勧善懲悪は昔ながらですきです。この路線で続けて貰ってよろしいかと思います。 -
20220130読了
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お酒飲みたいなー