- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167914264
感想・レビュー・書評
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この本を購入してから読み始めて閉じる事3回以上ありました。いつも行く書店のポップを読み返す事2回とにかく感動する本らしい。4回目に読めました。
これは読んで良かったです。
死んでから化粧した顔とかみられたくは無いかも。この本を読み始めて思いました。そう、「最後に見てあげてください。」よく言われる遺族の言葉ですが、それ無くても良く無いでしょうか?
夫の掛け値無しの純粋な愛に心が揺さぶられ幸せとは?人生とは?いろいろ学べました。
とにかく一読をお勧めします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.06.03
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慣れとは怖いもので、何気なくタメ口で話してしまう看護師。それは患者、家族はとっては何気ないことではない。看護師からしたら沢山いる患者の1人かもしれないが、患者・家族からしたら沢山いる中ではなく自分達の人生。私の中でとても現実味のある話で、考えさせられるものが多かった。人との距離と言うものを最近難しく考えていたので、この夫婦の距離が美しく思えた。(題名の通りだが、本当にそう感じた。)大切な一冊に出会えた。
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人との距離の取り方は人それぞれだなと感じた。
夫の距離の取り方の思慮深さ。母親の思い。お客さんや取引先の方との関わり方。素敵な関わり方だなと思った。
最後は涙です。 -
きっとこの時は皆それぞれの立場での距離がある。
読んでて母の時のことを思い出した。
自分しか感じ得ないことをこの話で主人公を通じて話しあえたようで。静かに穏やかで良い気持ちになれた -
人の気持ちを冷静に捉えようとする夫の心情がとても丁寧に描かれていて、ありありと頭に描けた
安直なステレオタイプな理解になっていないか
勝手に自分の思う物語にしていないか
本当に相手を思う行動や発言ができているのか
思考の身勝手さを反省して背筋の伸びる気持ちになった -
大学のサークルの先輩が紹介しているのを見て手にとってみました。
つい最近『もしも一年後、この世にいないとしたら。』という精神腫瘍医(がん専門の精神科医および心療内科医のことみたいです) の本を読んだばかりなこともあり、すごく色々と考えさせられました。
山崎ナオコーラさんの本は初めて読んだのだけれど、考えさせながらも一気に読ませる筆致力がスゴいなと思いました。
心のヒダを確実に増やしてくれた作品です。 -
死に方こそ、その人の生き様だと思う
自分はどんなふうに死ぬんだろうか -
パン屋を営む女性に連れ添う、夫の立場から描かれた物語。
軽やかな文体。
自分の働き方や人との距離について考えた。
日々諦めず、こぼれる光を探していこう。