ジブリの教科書17 コクリコ坂から (文春ジブリ文庫 1-17 ジブリの教科書 17)
- 文藝春秋 (2018年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784168120169
感想・レビュー・書評
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内容うすー。寄稿者がうっす。
ジブリの教科書17
『コクリコ坂から』
ナビゲーター・井浦 新 時間と光の妙、充分なほどのファンタジー
Part1 映画『コクリコ坂から』誕生
スタジオジブリ物語 時代の変わり目の渦中につくった『コクリコ坂から』
鈴木敏夫 社会全体が前向きだった時代を悪戦苦闘して描いた青春映画
宮崎 駿 企画のための覚書『コクリコ坂から』について
港の見える丘
Part2 『コクリコ坂から』の制作現場
[監督] 宮崎吾朗 諦めや打算からは、なにも生まれない
制作初期スケッチ
[キャラクターデザイン] 近藤勝也 『コクリコ坂から』は青天の霹靂でした
宮崎吾朗が描く1960年代
海と俊 近藤勝也イメージボード
[脚本(共同)] 丹羽圭子 宮崎駿さんはコロッケを食べるシーンを自ら演じていました
[美術監督] 吉田 昇/髙松洋平 カルチェラタンの内部は、物で溢れさせました
[音楽] 武部聡志 音楽室から聞こえるピアノ
[主題歌] 手嶌 葵 人を恋うる気持ちを歌にのせて
長澤まさみ[松崎海 役] 眼差しがしっかりしているところが、ジブリ作品の女の子だなと思いました
プロダクションノーツ
Part3 作品の背景を読み解く
・viewpoint・ 川上量生 宮崎吾朗とはなにか
近藤麻理恵 人生を変える「片づけ映画」です
門井慶喜 ノスタルジーに甘えない
小林信彦 「コクリコ坂から」と1963年
藤本由香里 受け継がれていくもの~西洋館と政治の季節
宮崎吾朗×山崎貴 当時を知らない世代が向き合ったその時代
出典一覧
宮崎吾朗プロフィール
映画クレジット
■駿による企画覚え書き。学園闘争はノスタルジーの中に溶け込んでいる。
■近藤勝也。吾郎のあとに、関所がふたつ。駿と敏夫と。実写では陳腐な表現がアニメでやると説得力が出る。
■吾郎と勝也のイメージボード。
■近藤麻理恵=こんまり。片づけ映画。日常の片づけと祭りの片づけ。
■門井慶喜。カルチェラタンよりも古い、男子の精神。結局は片付けられる。ノスタルジーに甘えるな。
■藤本由香里。大塚英志「二階の住人とその時代」より。80年代初め、徳間の2階に、おたくカルチャーと政治が混在していた。この部屋が、政治や社会のジブリと、おたくのKADOKAWAに分かれていく。
■「ALWAYS 三丁目の夕日'64」山崎貴と吾郎の対談。……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【俳優の井浦新さんも絶賛!】東京五輪前年の横浜を舞台に描く、高校生の恋と出生の秘密――。宮崎吾朗監督、二作目のアニメを近藤麻理恵、川上量生らが紐解く。
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こちらも大好きな大好きな「コクリコ坂から」について更に深く知れる本!大好きな作品のことを更に深く知れる喜びは計り知れないな。この本の中で「コクリコ坂から」について、"自分たちがどういう時代を生きているのかを問う映画"や"歴史からの挑戦の物語"などの表現をされていて、自分の中でぼやっとこの映画の魅力だと感じていた部分を、こう言葉に表してもらったことでもっとこの映画を好きになれたし、この映画が生み出された意義を感じた。言葉で表すと更に好きになる。私も自分のぼやっとした好きをちゃんと自分の言葉で表したい。だからもっと本を読む。それにジブリの教科書シリーズ全作品読みたーい!