八王国記 1 (TOKUMA NOVELS Edge)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198508197

作品紹介・あらすじ

「あれだねぇ、耀夜とわたしは、一緒だねぇ。なにもかも一緒だ」「…、…ちがうと思う」「耀夜は、おなごの格好をするのが好きじゃないの?」「好きなわけないだろ」「きれいなのに?」「大刀を振るうとき邪魔だし、それに…、おれはおなごじゃない」。

感想・レビュー・書評

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  • 全五巻。
    主人公は、二人。それぞれの視点から、おおよそ交互に話は描かれ、進んでいきます。

    古代の日本と朝鮮半島が舞台。

    まだ、神官が強い権限を持っていて、神や物の怪が力を持ち、信じられていた時代が背景となっています。

    途中までは面白かったのですが、二人の現実世界が重なり始めた頃からでしょうか、なんだか設定を生かしきれていないというか、話をまとめようとして、いろんなものが置いたままになっているというか、荒っぽさが目立ってくるように。
    特に、日本にいる方をどうしたいのかがよく分からなかった。
    もったいないという感じです。

  • 倭とか巫女とか大好物です。
    邪魅がはびこり巫女が活躍している世界。神様たちが地上にいたのよりは少し後。

    主人公の耀夜と日月はどちらも魅力的なキャラで、それぞれの視点で物語が進んでいき、少しずつ交わっていくのが面白いです。
    会話が多くて、そんな掛け合いを読んでると軽いライトノベルっぽいけど主人公が過酷な状況に陥っていく様や、戦いのシーン等は迫力があってどんどん惹き込まれていきました。

    でもやっぱり会話シーンが多すぎてちょっとうるさい・・・かも。
    3、4ページもずっと会話だとさすがにね!

  • 話が、というよりもこの2人の関係性が好きです。
    恋なのかそうじゃないのかどっちつかずなイチャイチャぶりが私のツボです。
    時代背景が古代なので、苦手な方にはちょっと辛いかも。
    一巻はちょっと拍子抜けした部分がありますが、巻が進むごとに良い感じになってきてます。
    甘いのが好きな方は是非。会話文等はとても軽快で読みやすいです。

  • 読書完了日2009年11月24日。

  • すごくおもしろかったです!
    最初は倭言葉が読みづらいと思ったけど、すぐに慣れます。
    キャラクターも多めなので混乱しないように注意が必要ですが・・。
    皆魅力的です。ムリョクかっこいいなあ。

  • 「黄金の魔女が棲む森」の著者の新作である、古代史ファンタジー。
    ドキドキ、ハラハラで面白い

    最初、韓と倭国の古代ということで、言葉や文章に慣れなかったが、コミカルな会話のおかげか、どんどん引き込まれた。

    史実もしっかりと捉えた壮大な世界観、目が離せない人と国と邪の戦い、登場人物は多いが、魅力的なキャラ達
    まだデビュー2作目だというのに、すごい。

    1巻は二人の主人公のうち日月をメインに進みます。

  • 本編には「耀夜」という人物が全く出てこないにもかかわらず、「日月」を通して「耀夜」を見るという書き方がすごく面白いです。
    全く性格が違うにもかかわらず、二人の息のあったコントのような会話がとても面白いです。日月の天然ぶりも可愛いです。
    ただ気になったのは、日月の尋ねる「俺のこと好きか?」という「耀夜」への問い掛けの意味。何度も使われているにもかかわらず、一体どういう意味で聞いているのかとても不思議な言葉です。
    水で繋がる二人という設定もまた好きです。
    続きがとても樹になる作品。

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