黒を纏う紫

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 117
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198617752

感想・レビュー・書評

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  • 10年ほど前の作品を読むと、作者が予言者に思えてくることがあります。いや、ある程度の知識を持っている方は、その作品を書いている時にはすでに10年後を見据えている、ということなんでしょうか。少子化なのは、「このせい」なのかもしれない、と考えてしまう。
     鶴見さんの「名前」が知りたい!!

  • 面白かった。元凶がいがいと現実的なものだった。

    クゥにズタズタにされる女性たちをみて、平和に生きてきた日常の近くに簡単に人をころせる世界があるんだなと実感した。後者の世界に踏み入れないまま死んでいける物はある意味幸せなのかも。私も踏み外さないようにしたいぜ。

    マキの存在が作中での希望だな。
    運転手が消える話、移民、宗教団体、いろんな可能性が絡めてあった。

  • 図書館より拝借

    原子力に頼る街と移民について。
    それぞれの立場からひとつの地点へ絡まってく。
    全部読み終えてからプロローグを読むとよくわかる。

  • <I>移民に溢れかえる“夜の都”東京。巨大都市の膨大なエネルギーを支える“特殊物質”が危険なカルト教団に狙われた!滅びの美神が舞い降りた。大薮春彦賞作家が拓くエンタテインメントの新たな地平。</I> <BR>
    話的にはよく出来ているのだろうけど、イマイチ設定が飲み込めないうちに最後まできてしまって「あれ?」って感じでした。ちょっとSFっぽいとこがダメだったのかもしれない…

  • 古本屋で意外にも、新しい方なのに100円で売っていたハードカバー。
    そんな先入観の為か…、あまり楽しめなかった。
    近未来の世界観、登場人物に魅力を感じなかったような記憶…。

  • ラストでいきなり鶴見がかっこよくなりました。伏線が長すぎる気がしましたが。

  • いくつかあるCPで何故か地味にクラウス×箕島とか思ったのは私だけですか。リバ有で。だって・・・!ここにポイント当てるといい屈折率なんだよう。ええと、そういう話ではないです。あの二大シリーズではなくて近未来な話。面白かった。

  • アクションぽさが強くて、イロイロ描写も多い。原子力と移民がテーマ。
    クウとスズの関係が好き。

  • なんかおぢさま向け!?と意識した本(笑)内容はやっぱり好きです♪

  • 男も女も虜にする美貌のSATSURIKU者!<BR>人間の欲望の行き着く先には破滅しか存在しないのだろうか。しかし夢を見続けながら滅んでゆけるのだとしたら、それはそんなに悪いことではないのかもしれない。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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