知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198630676

作品紹介・あらすじ

進化し続けるIT事情を、プラットフォーム戦略を軸に分かりやすく解説。あのカタカナ用語もサクっと理解できます。

感想・レビュー・書評

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  • よく耳にするけれどいまいちよくわかっていないコトバを集めてわかりやすく解説している。ひとつかしこくなった気分になったw

  • 190303 ちょっと古い。技術は古くなるので、出た時に読まないとあまり意味がない。

  • 今話題の言葉、トピックスを解説した本。読み易い。

  • ワタシが最も信頼しているITジャーリストの一人、
    神尾寿さんの最新刊ということで、” 著者買い”した
    一冊。

    第1部は一見するとIT用語集だが、その内容は
    まちがないなくそれ以上。
    分かっていたつもりで実は分かっていなかったことや、
    一部しか分かっていなかったことを、しかと認識できた。

    第2部は、著者の二人がそれぞれの得意分野に関して
    将来予想を含めて描いたレポート。
    内容はもちろん興味深かったが、敢えて第2部として
    切り出す必要があったのか。
    第1部で描き足りなくなって、後から第2部として足した
    のかもしれない。

  • 新人の頃読んだ本

  • わかりやすく、簡潔でいい。

    いまや常識となったアマゾンやグーグル、ツイッターなどのポイントが書いてあります。

    割りと既知のことばかりなので、あまり勉強になった感じがしませんが、ポイントだけを簡潔にかいてあるので、サラッと流行りものを知っておきたい人にはいいと思います。

    技術的な話や、突っ込んだ話はないので、皆と話を合わせられるレベルの知識を得るにはもってこいです。

    結構いいと思いますよ。

  • さまざまな商品やサービスについて、クラウド化やプラットフォーム化の側面から著名人2人が交互に寄稿する形となっている。基本的に見開きで一つのトピックになっておりどこからでも読みやすい。

  • クラウド、スマホ、キンドル、電子書籍などについて、面白い情報が掲載されている。ソフトバンクのホワイトプランがなぜ成り立つのかについては携帯電話会社間の接続料などの仕組みの解説によってよくわかる。無料ゲームの収益のあげ方など、確かに「知らないとヤバイ!」という情報。

  • タイトルとおり。今何が起きて、その仕組みも解説してくれる。読み物としても面白い。

  • 2012.4.2の再読

  • プラットフォームで起きていることは?

    →フリーミアム、つまり無料版で広告宣伝し潜在顧客獲得、エバンジェリストの育成を図り、有料版で収益化をすることでビジネスを成立させる
    その条件は、
    1.基本サービスが必要十分なクオリティをもっている
    2.製造、流通コストが安い
    3.接触、利用頻度が高い
    ソフトウェアのバージョンアップにより満足度向上と囲い込みを図る
    非連続なイノベーションにはエコシステム形成が必要

  • クラウドとプラットフォームに関係のある事柄をいろいろと書いている本。
    クラウドの定義が、微妙に自分と思ってたのと違ってた。銀行ってその機能自体がクラウドな印象があったけれども、クラウドではないのか(それどころか、クラウドにむかない業種らしい)。
    ポケモンとディズニーの違いについての話が面白かった。そうか、ポケモンキャラは種類の名前だけど、ディズニーキャラは個体なのか。ピカチュウは何匹いてもいいけど、ミッキーは一匹しかいないと。なるほど。
    逆に、アイマスとAKB48のビジネスモデルは似ているんだとか。中身を読んだら確かに納得できるのだけれども、双方のファンから叩かれない内容な気もする。

  •  副題にある通り「知らないとヤバイ!」のかもしれない。ITは日々新しい技術とブームが押し寄せ。ぼーとしているとまるで世の中の動きがわからなくなってしまう。だが、知ってしまったことによる苦悩と、知らないでいることの平和な日常のどちらを選択するかは自由なのである。

  • Tポイントカードは一業種1,2個
    グーグルブックスが来るかも

  • 内容は古いのですが、これからのクラウド・エコシステムを検証する上で、参考になりました。

  • 図書館で30分程度でななめ読みしたレベルの感想。

    流行りのワードについて、仕組みの観点で説明している。
    クラウド、プラットフォームの技術の観点では説明は余り記載が無い。

    QA⇛解説の流れになっており、読みやすい。

  • 2年前に書かれているのに、今読んだらちょーどタイムリーな話題だな、
    と思うところ多数。
    当時から未来がどうなるかよく考えられていたんだな、と思う。
    ただ、クラウドについては余り触れられていなかったが。

    内容は1問1答形式でそれぞれのテーマに沿って展開。
    興味のある分野からみれて非常に読みやすかった。

    しかし、電子書籍’(キンドル)については電車内などをみても
    使っている人は少ない。
    日本人は自分を含め、本自体の物理的な感触が好きなのだろう。
    今後どうなるのか?

    【ココメモポイント】
    ・アマゾンの倉庫は「ジャンル別」におかないのはなぜ?
     →入荷順や作業のしやすさなど、物流の観点で配置。
      IT導入より人の判断をほとんどしない。

    ・ホワイトプランをソフトバンクが導入できたのはなぜ?
     →「シェアの小ささ」と「着信接続料」を組み合わせて他者から収益を得る

    ・Gmailが2009年までずっとベータ版だった理由は?
     →「ユーザと一緒に開発する」という発想でユーザを確保。
      その変わりバグ対応や機能追加のスピードを重視。
      ベータ版を撤廃したら本格的に企業導入展開。

    ・Tポイントがセブンに取り入れられないのは?
     →同業種内では最小に抑え、異業種の顧客情報を持ち寄りメリットを最大化。

    ・ヨドバシ VS ヤマダ
     →ヨドバシが有利。徹底した出店地計画と圧倒的商品数で顧客満足を獲得。利益率が高い。

  •  読んで良かった。お金儲けの仕組みは、きちんと考えて踏まえて、行動しないと
     いけない。ちょっと読む時期の旬は過ぎてしまった気はするのだけど、今更なの
     かも知れないけど、考える動機になって良かった。これから、どうするか。
     しっかり考えないといけない。

  • アップル、グーグル、マイクロソフトなど。
    ◎利益源泉が多様な場合、プラットフォームが多重化するため、コスト的な無駄が生じやすい。

  • ① なにがクラウド導入に向くのか
    銀行・選挙・医療・教育・娯楽
    この五つを挙げたときにクラウドに向くのは医療・教育・娯楽であり、逆に銀行・選挙などはクラウドに向かない。考えるときに参考となる点は
    ① 信頼性の担保にコストがかかる
    ② 常に同じ分量・大量に使うことが分かっているならば必要ない
    ③ 本当に費用対効果が上昇するかを考える
    ということである。①の理由で銀行はシステムがダウンしては信用問題となるのでクラウドには最もむかない。逆に娯楽では「一瞬たりともダウンしては困る」という人は少ないと想像できるので最も向いている。そのほかの三つに関してはメリットとデメリットの程度の問題で判断される。
    選挙はどうだろうか。選挙を電子化すれば投票の時だけ必要な処理能力を使えばいいので一瞬向いているように考えられる。しかし実際選挙は日本全国に目を向ければ至る所で常に行われており、同時に信頼性も重要であることから向いていない。
    では医療も信頼性は重要であるからクラウドに向かないのではないかと思える。もちろんある程度の信頼を確保することは必要であるが、実際には費用対効果を考えたときにメリットの方がはるかに大きいため向いているといえる。「e-Health」の書評でもくわしく言及した通りである。教育は成績など共有するべきでないものもあるが、授業内容や蔵書などのコンテンツに関して共有できた場合のメリットが大きい。

    ② グーグルブックス
    グーグルブックスが根本的に他の電子書籍プラットホームと異なっているのは、他の電子書籍サイトが本の売買をメインとしている一方でグーグルブックスは「本の中身を検索する」ということに主眼を置いていることである。だから古今東西の書籍のデータ化を行ってきているが、当然著作権の切れていない本に関しては全文閲覧することは出来ない。そのため出版社・書店からの広告を入れることでいつもと変わらず「広告費」を収入源としようとしているのである。電子書籍の販売は広告がついていない書籍に関して穴埋め的に行う意図があるのである。
    こうした本の中身に検索がヒットするという事態が進展してゆけば書籍の部分購入ということが起こり得るかもしれないと筆者は予測する。こうしたパッケージの解体・マイクロコンテンツ化はメリットは存在するものの、人々の知のありかたも不可逆に変化させるので慎重にならなくてはならないと筆者は警戒する。

    ③ 法と技術革新
    ネット上のサービスが「法的にグレー」になりやすいのはインターネットの革新的なサービスは既存の法律の規定や想定範囲を上回ることがしばしばであるからだ。
    ここで各国の法律へのスタンスの違いが現れる。アメリカでは法律が追い付いていないサービスに関して「とりあえず初めてみてなにか問題が生じたら裁判で議論すればいい」という考えが一般的だ。しかし日本では「今ある法の遵守」の方がウェイトが大きい。とりわけ大手企業も訴訟リスクに敏感である。革新的なものを生み出す環境の違いの問題はかなり根深いようである。

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著者プロフィール

ITジャーナリスト。
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿する他、年数冊のペースで書籍も執筆。テレビ番組の監修なども手がける。主な著書に「ポケモンGOは終わらない」(朝日新聞出版)、「ソニー復興の劇薬」(KADOKAWA)、「ネットフリックスの時代」(講談社現代新書)、「iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」(エンターブレイン)がある。

「2022年 『メタバース×ビジネス革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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