鋼の綻び

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 158
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635053

感想・レビュー・書評

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  • 金融テロを中核にすえた話で、その背後には原発問題が絡んでいるというストーリーなのですが、ページ数が少なく、テンポ良く、展開が速くて読みやすくはあるのですが、やや中身が淡白で、あまりにもうまく真犯人にたどりついたり、真相が解明できたりと、やや出来すぎな展開すぎて、あまりストーリーにはまり込むことが出来ませんでした。

  • 土田が矢吹を最初に店で見てからの関連付けに無理があるような

  • 経済小説と警察小説が合体したような作品。
    株は株主優待を楽しむ程度しかやっていないので、その知識が乏しく、知識があれば、もっと理解できただろうと思う。
    福島原発事故によって被害を受けたのは、事故そものもだけではなく、政治的な要素も大きい。
    金融テロをもくろんだ犯人は、こうすることでしか政府に対し、抗議することができなかったのか。

  • 株価が一斉に大暴落を始めたのは、経済テロなのか・・・
    警察モノと経済モノのミックスで、しかも社会派でもあるお得な一冊。
    ラストまで緊迫感があってドキドキした。

  • ミステリーに分類したけれど、金融小説、経済小説の色合いが非常に強い。金融テロの話。
    経済・金融関係の知識がちゃんとあったらもっと面白かっただろう。分からないなりにも面白かったので、悔しい。
    分かっていたら、もっともっと愉しめたんだろう。
    クライマックスのハラハラ感は、そのへんのミステリーを遥かに凌ぐ。

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著者プロフィール

1967年、新潟県生まれ。専門学校卒業後、時事通信社へ。経済部記者を務める。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『震える牛』がベストセラーに。『血の轍』『ガラパゴス(上・下)』『不発弾』『トップリーグ』他、映像化作品多数。主な著書に『ファンクション7』『偽金 フェイクマネー』『復讐の血』『共震』『アンダークラス』『Exit イグジット』『レッドネック』『マンモスの抜け殻』『覇王の轍』がある。

「2023年 『心眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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