飛田の子: 遊郭の街に働く女たちの人生 (一般書)

著者 :
  • 徳間書店
3.54
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本棚登録 : 126
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198636517

作品紹介・あらすじ

これまで関係者全員が口を固く閉ざしてきた飛田新地の真実の姿を、元遊郭経営者の著者が赤裸々に明かし、各方面で話題となった『飛田で生きる』の待望の第2弾。前作では、飛田の仕組みや料亭経営のノウハウなどが描かれたが、今回は店で働く「飛田の子」たちの心模様を丹念につづった人間ドキュメント。彼女たちは、どんな気持ちで玄関の上がり框に座り、どんな気持ちで男たちに接しているのか。知られざる想いを圧倒的なリアリティで描き出す!

感想・レビュー・書評

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  • 飛田新地・・・ご存知ですか?大阪市西成区の山王3丁目一帯に広がる大正時代に開かれ、日本最大と言われた飛田遊廓の事です。この本は、この飛田新地の料亭の元経営者がつづった人間ドキュメントです。

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2013/12/19/000000

  • 飛田の料亭の経営者の手記
    働く女性の人生や女性間の確執がリアルに描かれている
    短期で大金を得る仕事の中毒性もよく理解できる

  • 384.9

  • 人生いろいろ。

  • 前作に続く、飛田経営者の、今度は経営を終える頃の約1年を女の子たちとの話を交えて書いた本。

    こちらも前作同様、飛田を知る一冊ではありますが、どちらかというと働く女性に焦点を当てています。
    飛田で働く子たちはどんな気持ちで働いているかは、インタビュー本があるのでそちらを読めばいいと思います。この本はどちらかというと、そんな女の子たちとのひと騒動(?)を親方という立場で書いています。

    こういうの読んでて思うのは、やはり人を惹きつけるのは顔だけじゃないなあと。
    笑顔や視線や挙動や意気込み、ありとあらゆる、ちょっと仕草が相手の心を動かすのですね。
    某毒婦の本でも思いましたが、こちらは見た目も上クラスの方々がそれをやるのですから。
    そんな人たちがゴロゴロいる飛田。一度行ってみたいなとも思わせます。変な意味じゃなく。

  • 前作よりは読みやすい。色々な人がいるんだなと思いつつ。

  • いろんな女の子がいるんやなあ…

  • 今度は飛田で働く女の子達に焦点を当てている。
    その、受け止め方と言うか、ちょっと衝撃的ではあるが、性風俗に関わっていると言う一点を除けば、全く、うちの女性部下達と重ね合う。
    人生色々。
    生々しいだけに、面白い。

  • 『飛田』という街で働く女性達とそのスカウト。やはり、女性の多い職場なので波乱万丈である。『飛田で生きる』から『飛田の子』を読んだ事により、私がインターネットを通じて知り得た飛田新地の情報が全く違った事に驚きを隠せない。幻想から現実を見せられた感が半端ない。

  • 著者は飛田で実際に「料亭」を経営していた人。前著では地震が料亭を経営するまでの経緯や、料亭経営の苦労を中心に書いていたが、今回はそこで働く女性たちに焦点を当てている。内部からの視点なので、描写が非常に詳細で興味深い。

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著者プロフィール

大阪府出身。繊維製品卸問屋勤務を経て、飛田新地の料亭経営者にへ。10年間店の経営に携わった後、名義を知人に譲り、現在女の子のスカウトマンとして活躍している。著書に『飛田で生きる』。

「2016年 『飛田をめざす者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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