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- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198924119
作品紹介・あらすじ
孔子の時代から、百家争鳴を経て武帝の時代へ。皮肉な運命に操られる思想家・文人・学者たち。徳治主義を掲げ諸国を流浪した孔子とその弟子。無名を旨とする老子、自由奔放の荘子。性善説・孟子と性悪説・荀子など。貴重な司馬遷自伝も併録。
感想・レビュー・書評
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徳間文庫『史記』全8巻の第7巻。副題は「思想の命運」。孔子から諸子百家をメインにした内容。また史記に記載は無いが、最後に司馬遷の自伝、書簡も収録。読了後の感動が凄い。
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列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。
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全七巻を読み終えた。(第八巻は史記小辞典)
それにしても、よくこれだけ壮大な史書を編めたものだと感心する。
「表」八篇、「本記」十二篇、「書」八篇、「世家」三十篇、「列伝」七十篇の計百三十篇である。
ただ歴史を伝えるだけの書ではないところに大変深い意味があると思える。
この徳間文庫版の「史記」は全訳ではないが、とても分かりやすく書かれており初心者には良い書籍だと感じた。
いずれ、ちくま学芸文庫版か明治書院版で全訳を読んでみようと思う。
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