求愛 (徳間文庫 し 22-8)

著者 :
  • 徳間書店
2.93
  • (2)
  • (18)
  • (58)
  • (25)
  • (2)
本棚登録 : 289
感想 : 41
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198931582

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ううーん、最後がなー

  • フリーランスの翻訳者・弘美。親友の死や友達になった人の死に不審感を抱き真相をつきつめてしまう。そこに加害者となった人間の人生をも垣間見てしまう。それをきっかけに探偵となる弘美。人の人生をのぞき見するような毎日のなかで必死で生きている女達をまのあたりにする。その中で弘美も自分の生き方を見直し、新たな出発点に立つ。そこでこの「求愛」という題に繋がるのだ。

  • 短編連作。
    主人公はフリーの翻訳家で、友達の自殺をきっかけに「調査」の世界に身を置くようになっていく……
    主人公自身が関わった事件はちゃんと結末が書かれるんだけど、調査で関わった内容については結末が書かれないまま終わるものもあったりして、結局どうだったの?
    というままのものもあって、ちょっとモヤモヤする。

  • まず、全体のバランスが悪い上に、ところどころ前後の辻褄があってない。幹久との別れの原因も浮気だったのに、途中では憎みあった訳じゃない~みたいになってたし。ちゃんと読み返してないんだろうか。
    公判は多少面白くはなったけど、最初に秋の香り、金銀がすぐに分からないところでイマイチだなぁと思い、関わると人が死ぬ(死にかける)とかコナンかよ、と思い、変なやつにつけられてるのにドアすぐ開けるとか馬鹿なのかな、と思った印象から立ち直れないまま終了。探偵になってからの話だけでよかった。

  • さらっと読めて まぁ面白かった。
    柴田よしきにしては軽い仕上がりかも。

  • 2015.3.15

  • 恋愛もののようなタイトルですが、中身はミステリー。

    友人を殺された主人公がある目的を持って私立探偵となり、
    お決まりの素行調査やもろもろで不幸な愛の形をたくさん目にする話。

    愛と復讐。

    どろどろした物語になりそうなテーマをドライに、冷静に見つめている点は
    好感。


    けれど、どこか物足りなさが否めない。

    あえてそういう話の作り方をしているのだろうから、これは好みの問題かな。

  • 連作短編集。勘だけで突っ走る主人公にいまいち乗れなかった。翻訳業から探偵業へ転身。そこまでした割に、本来の目的は割と淡々とした結末。恋愛とか結婚に絡んで愛憎渦巻く人間関係。冷めた目で見てしまうのは、やっぱ枯れてるからか(笑)。ラスト弘美さん恋愛しよう!って雰囲気だけど相手自称ホモ・・・。

  • 社会生活を営むってことは個性をいかにして最大公約数にあわせrかってことなんだよな。着てるものが変わっただけで別人として認識されてしまうことはつまり中身の個性というのは、一般的な社会ではあまり問題にされていないってことなんだよ。没個性を日常化してみるとさ、自分っていったい何なんだ。

  • 2回目読了。
    知り合いにいただいた本。

    話自体は面白いのだが、途中から、ずるずると別のジャンルの話になったような気がする。
    探偵になった理由を詳細に書きたいなら、途中で回想録的に挟んだほうが、
    ついていきやすかった。

    1話1話は大変面白い。

全41件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田よしきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×