外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198933234

作品紹介・あらすじ

ロシアマフィアを怒らせた代議士Kのド助平「海外政経事情調査」、「金髪ポルノ」で美人研修生に英語講習する首席事務官M、在外公館・女性家事補助員が見た「公使Aの裏金とSEXの罠」-。尖閣問題、朝鮮半島有事など外交有事の最前線で繰り返されているのは、実に呆れた破格の蓄財と性の宴だった。全篇、個人名を除いてほぼ実話、大宅賞作家にして最強外交官が描く初の小説。

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤優は好きで自叙伝を中心に読んでいる。小説は初めてだろう。笑わせてもらいました。楽しませてもらいました。自叙伝でも伝えられていたことを、よりデフォルメをかけて匿名性で強いメッセージを送るために小説にしている。小説だがあとがきにも実名が書かれておりすぐに特定できるだろう。外務省の実態がよくわかり楽しいので、多くの人に読んでもらい実態を知ってほしい。これだけ税金の無駄使いが明らかなので、張本人には何らかの制裁を受けてほしいと思わざるをえない。そう思うのは私だけではないだろう。佐藤優にはどんどん吠えてほしい。

  • 品の無さは著者のシャレなんだろうけど、外務省の一部を垣間見る事が出来、面白い

  • エロ小説。エロの描写は想像なんだろうけど、外交官ってなんなん?政治家ってなんなん?佐藤優ってなんなん?

  • 先生、正直きついっすよ。。。

    筆者の他の著作を読んできた読者からはそんな声が漏れてしまいそうなエロ小説。外務省での悪行を明るみにする中で、ノンフィクションとは書けないために小説の形にしたとのこと。

    しかし、20代前半の女性目線でのエロ小説(官能なんて品のあるものではない)を読まされる著者のファンは何度も困惑し、気持ち悪さも感じてしまうだろう。エロ小説というのは、筆者の顔が分からない状態で、かつリアリティのある筆力が必要なのだと思い知らされた。筆者の少年時代の私小説などから力量としては申し分ないのかもしれないが、著作に顔写真もついており、若い女性目線は無理だったのではないか、、、。

    しかしながら外務省での蓄財やインテリジェンスとの攻防などは面白く、全く読めないものでもないのだが、それが余計に途中で本を放り投げる事も出来ずにもがき苦しんだ。

    おわりに、では題材にした外務官僚などが実名で挙げられていたので、興味本位でググると今も大使などを務めているエリート官僚のまま。彼らはこんな復讐されるとは思わなかったろうが、気にしないのだろうか?

  • まさかガチのエロ本だとは思わなかった。ご本人のおつもりでは”これは外務省のリアルだから”って事なんだろうけど、女性の扱いが酷すぎて正直不愉快になった。

  • 著者初の「官能小説」ということで内容はかなりお下劣ではあるが、外務省の実態の一側面を教えてくれるものとして、興味深い内容だった。しかし、外務省・外交官がこのような堕落した実態にあるとは、たとえ一昔前のことだとしても、にわかには信じられなかった。多少脚色はされているにしても、真実の一面は捉えているのだとしたら、一国民としてうすら寒いものを感じた。

  • アサヒ芸能に連載された 小説。
    実話に限りなくちかい ノンフィクションとか。

    外務省が 伏魔殿 といわれたが
    小説 の手法で その実態を暴く。

    1 金田金造先生の夜のモスクワ大冒険
    2 首席事務官はヘンタイです。
    3 家事補助員は見た。

    いや。いや。スゴイですなぁ。
    外務省の キャリアとノンキャリア。
    階層的システムと 
    お金の支出方法と金銭感覚がまったく違う。
    そして、セクハラ、レイプ。
    ふーむ。驚き。モモノキ。山椒の木。

    ほんとに 外務省は 戦えるのか。

  • 詳細がどこまで本当かわからないが(もちろん完全なフィクションとは思っていないが)、外務省というところはすごい役所だ。常識の範囲を超えている。

  • 只只面白い。官能小説を超えている。

  • 題名は、売れるためで、別に内容がものすごくハレンチなわけではないのかなと。。読者対象とされる年代の人にまずは手にとってもらう為の本かと。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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