千鳥舞う (徳間文庫 は 40-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198939311

感想・レビュー・書評

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  • 最後は涙が滲んできた。悲しくて、どうしようもないことが人生にはある。
    仙崖和尚の言葉。ひとはひとに愛おしまれてこそ生きる力が湧くもの。この世が美しいと思うひとがいて、初めてこの世は美しくなる。
    この言葉に含まれる意味を、噛みしめながら読み終わりました。

  • 博多に住む江戸時代の女絵師。江戸の時代に絵を描くということと女であることの生きにくさはどれほどだろう。それでも江戸に住む想い人を胸に秘めて自分の道を進む春香は眩しい存在に感じる。

著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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