パブリックスクール: -群れを出た小鳥- (キャラ文庫 ひ 3-7)
- 徳間書店 (2015年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199008221
感想・レビュー・書評
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すごく読み応えがあって面白かった~。
好きな作家さんなので何度も他のも再読しているので、なんとなくこうなるだろうなという予測がついてしまう自分が嫌でした。記憶をリセットして読みたいw
ギルがこっそりお気に入りだったので、彼の話も!と思いましたがヘテロ宣言があるのでblでは無理ですねw残念です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良いお話でした。1巻での、あまりにも辛い礼の境遇はどうしちゃったの?といい意味でビックリするくらい充実したスクールライフにホッ。クリスマスパーティーのシーンは良かったな。愛し返されなくても自分に愛する気持ちがあればそれで充分と悟る礼に感動。でもやっぱり気持ちは波打ってしまうんだけどね~。
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わたしパブリックスクールものが大好きなんです…三度の飯よりパブリックスクールものを愛しているんです…1ページ1ページを大切に味わい、ときめきに震えながら読んでいたのです。…なのになのになのに!突如はじまるご都合リーマンほも!!なぜ!なぜ!なぜー!!
…己の我儘であることは重々承知ですがあまりにもがっくりきたので。P196までは☆30くらいつけたい気持ちでいっぱいです。 -
微笑ましくて、もどかしくて、さみしくて、切なくて、嬉しくて、幸せで、読んでてこんなに感情を揺さぶられる小説に久しぶりに出会った!
止まっていた時間が動き出してから、世界は広がって、今まで見えていたものの見え方も変わって、人はこうやって成長して行くんだなって。変わる部分と変わらない部分、それぞれあるのは当然だけど、変わらなくて良かったって思いました! -
完結編です。
パブリックスクールを舞台に、英国貴族社会の容赦ない身分差の中で生まれたエドと礼の切ない恋の行方の顛末に、胸が幾度も熱くなってしまいました。
階級意識が英国では今でも根強くて、出自をとやかく言われたり排他的で階級を超えることを嫌ったり、という社会背景は日本人には理解し難いですね。でも、英国文化に接すると確かに感じるものがあります…
前回、エドは礼を抑圧し、罵倒し、犯したおしていました。
…酷いと思いつつ萌えたのは、エドがそれくらい愛していることを察することができたからです。
礼を愛してる気持ちが二重、三重の禁忌となってエドを苦しめ、「愛してる」の一言を告げることができなかったんでしょうね…
礼の健気な恋心も切なかったです。ジョナスへの複雑な気持ちも最初はかわいそうだなと同情してしまいました。とにかく、エドが自己中で酷い男だと思ってたので…!
でも、だんだんエドの本心が透け見えてくると彼の方が不憫に思えて仕方なくなってしまいました。
貴族社会の不遜な階級意識の中でずっと生きてきて、そこにとらわれ、自由な恋愛さえも許されない孤高の王さまのエド。
きっと、礼には様々な形で救われてきたんだろうなと思います。
クリスマスやクリケットのシーンはすごくステキでした。特に兎狩りの場面は胸がいっぱいになってしまいました…!コマドリの話が印象的。
別れのシーンは涙でした!
8年後の話がまたすごくよかったです。
…礼は相当鈍いですね…
エドはそのせいでしなくてもいい苦労をいっぱいしてるみたいですw
でも、その礼の鈍さのおかげでエドは人間的に成長できてるのかも…ヤキモチはどんどん酷くなってます。
健気な礼の愛情も素晴らしいけど、結局はエドの方がめちゃくちゃ必死な気がしてニヤつきました。
ギルやジョナスやオーランドが二人の仲をうまく取り持ってくれてて頼もしかったです。
改めて小説Charaの番外編を読み直してみたら、胸アツになっちゃいました。やっぱり泣けます…
この続きもぜひ読んでみたいです。