- Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199502149
感想・レビュー・書評
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どの話もどこかズレてて、どこか鋭くて、そして可愛い。
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短編集/不条理/論理じゃなく感覚
「ピューリッツァ賞」が面白い。そして、あとがきが。 -
表紙がかわいい!
独特すぎるけど気になっちゃう。 -
コマ割含むページの構成、
空虚な間をもった画面に
唐突に配置されたモチーフ。
たまに入る白黒コントラストの効いた
ガッとしたシーン。
そんな感じは好きです。
いじめ、盗撮、不倫。
そんなテーマを
緩やかにメルヘンに描く。
(ところでメルヘンて何?)
キャー!ペドフィリアー!
という台詞を何故か
読み終えた今、
引きずっている。 -
かわいいけど、どことなくかなしい。
陰影のつけ方が海外の絵画みたいできれいです。 -
日常からふわっと別次元に持ち上げられたよう。あと、漫画って画面でバイタリティが計れるんだな、と感動しました。
あとがきの中の「黄色い本」をみて、ああ似てるなあと思いました。F式蘭丸〜 -
濁流にずあああっと流されるように読まされ、その反動で見せ場では突然ピタッと時間や空気が止まる感覚がある。
この流されていく感覚と止まる感覚のテンポが絶妙だと思います。
ツチカ先生すっかりファンです。 -
かわいい絵柄にだまされてはいけない。あるいは、「雰囲気があっておしゃれっぽい絵柄」にだまされてはいけない、と言ってもいい。そんなレッテルを貼るなら読んだ後にしてほしい。ちゃんと「漫画」やってます。
ガチで人間(とその感情)ってものを描こうという姿勢に好印象。あとなんでかわかんないけど笑っちゃうコマがところどころにある。次が楽しみ。 -
●とにかくマンガが上手すぎる。絵柄や線も豊富。今年中に知れてよかったって心の底から思うよ。
●世の中にはストーリーに絵をつけただけの「マンガ」が多い中、本作は、おおまかな筋は最初から決まってるとは思うのだけど、逆に絵から話が展開していくような流れが多くあって、それが気持ちいい。
●あと、だだっぴろい白スペースの使い方が本当に上手いですね。
●1作1作絵柄を変えていて、岡田史子っぽいのとか、イラン・コミック?っぽいのとかあるんだけど、だいたいどの話にも「少女」が出てくる。その少女のかわいさが、どれもたまんねえっすよ。「かわいく」魅せるのに、おっぱいとか描かなくていいから。線力だけで十分。
●話の流れも、毎回「1ツイスト」あって、そのひとひねりが、意地悪なんだよね(笑)。 -
ピクシヴでファンになった。店に積む予定。高野文子先生のとなりとか、にしようかな。大橋さんとか横山さんとかはこにわ虫の近藤さんとかの近くもいいかも。
きたいたい。 -
今年の5月に「さよーならみなさん(2013) 」を読んだ以来に 西村ツチカ氏の作品『なかよし団の冒険(2010)』を読んでみた。いやー、マジで面白かったです!! 特に”おんがえしの夜”と”ピューリッツア賞”と”黒岩さん”がGood!!
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コミックリュウを読んで、ほぼ一目惚れした作者の初単行本。
才能のある人ってスゴいな。 -
2011-9-9
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絵が物凄くきれい。
物語はあまり好みではなかったが、たまに中途半端なページを開いて感嘆する。 -
恩返しにきた動物、小学生に見える38歳、宿便とひきこもり、発明小学生とロリコン大学生、いじめドキュメンタリー、若い愛人に翻弄される中年など。センスのかたまり。あれ?とか思っている末にポイっと読者だけ現実に放り出される感覚。いい!
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アートよりの漫画ですね。
センスがいい。コマの構成やアングルから絵の上手さを感じます。
でも私は漫画にエンタメ性を求めているので、どこかに感情が動くところがなければ面白いとは思えません。
ドキドキわくわく、爽快感や嫌悪感、笑いと哀しみ…。
『ピューリッツァ賞』は好きですね。かなり感情を逆撫でされました。 -
空想をそのまま味付けせずにを放出したような物語と、ふらふらと寄り道しつつも巧くまとまったような絵がたまらなく心地いい。便秘とニートを重ねるセンスも随一! おもしろかった!!!
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おもしろいなー。
着地点を定めずに描かれているのか、
なんかこー、物語のアウトラインも情景も、ぐねぐねと蠢き続けている。
癖のあるタッチだけどめちゃくちゃ上手い。
作者の西村ツチカさん、神戸出身なんだ。