- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199605581
感想・レビュー・書評
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回顧趣味、モボ、懐かしくって浪漫よね。
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エロ少ないけど、木下先生の絵は、やっぱりいいなぁ。着物?浴衣?姿が美しい☆
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大正ロマン。白い軍服がめちゃくちゃカッコいい海軍少尉×英国帰りの純情英語教師のピュアピュアラブです。
こういうの描くのが上手いセンセです。
港町の学校が舞台になっていて、そこの教師が糸井でその教え子の兄が少尉の手塚です。
詳細な歴史検証したわけではなさそうですが、それでも登場するあらゆるものがレトロで懐かしさがあふれていて、古きよき時代を堪能しました。
あこがれの海軍将校さんである手塚がステキです。登場した時には弟を平手打ちして、厳しい軍人気質かのように思えたのですが、話が進むにつれてどんどん人間らしい良い面がいっぱい見えてきて魅力ある人物でした。
一方の糸井も教師という職業柄、マジメで融通が利かないタイプかに見えますが、物事を公正に見る目があるし純情でかわいいんです。
そんな二人の出会いは喧嘩腰の言い合いからでしたが、あるきっかけから互いのことが気になる存在へとなっていきます。
大正時代だからこその、男同士の恋愛模様が明るく楽しく描かれていて、いっぱい胸キュンさせられました。
学校でも男の子同士が先輩からの恋文で盛り上がったり、女郎との駆け落ち騒動があったり、その時代らしさがあふれる出来事があれこれ出てくるところも面白かったです。
モダンな空気が進んでるようでいて、実は保守的なところもいっぱいあった時代ですね。
だから、男同士の恋愛もストレートな愛の告白じゃなくて、ちょっと小粋なかんじです。ロマンあってすてきでした。相手の気持ちをいろいろなことからきちんと察しなくちゃいけないんですね…
糸井は、照れ屋でぐるぐるしてしまう性格ですが、やるときにはやる潔いところがよかったです。お見合いの席にまでやってきて、とても遠まわしに愛の告白をするシーンに胸がキュンキュンしました。映画のワンシーンのようにドラマティックなんだけど、クスッと笑えるのがいいんですよね~
描き下ろし「今宵月で逢いましょう」は、言葉ではっきり言わなくても気持ちが通じ合っている二人がラブラブでごちそうさまな話でした。
「月が綺麗ですね」は、夏目漱石が「I love you」を日本語に訳した有名な言葉ですね…愛してます、なんて口にできなかったおくゆかしい時代性もあるでしょうが、ロマンがあってほんとにいいですよね。ストーリーにぴったりでした。 -
★3・4
なんか六車くんシリーズのような世界観だな~と。あれはもっと後かな??言葉遣いとか漢字はあえてこの時代っぽくしたのかなと思ったところがちらほら。でも、手塚弟が「奥にすっこんでて」っていうのがすんごい引っかかった;これはこの時代だから?間違い??喜三郎がキッス(!)っていうのはすごいツボった(笑)初心で可愛かった~。